山口、萩、防府の3市が消防通信指令業務を共同運用

協定書に署名した3市の首長ら(防長苑で)
山口、萩、防府の3市は8日、住民からの119番通報の受信や消防車、救急車の出動を指揮する消防通信指令業務を共同運用する協定を結んだ。山口市が整備する新本庁舎内に3市が単独で運用している指令センターを統合し、2025年度当初の運用開始を目指す。
指令センターの一元化により、施設整備費が約14・3億円、維持管理費が10年間で約3・3億円削減できるほか、大規模災害時には、災害情報を共有して迅速な相互応援体制が確保できる。
これまで119番通報の受信は指令管制員以外の消防職員も担っていたが、指令管制員の増員により指令業務の24時間専従化が可能になる。またセンターの要員を3消防本部で12人削減でき、それぞれの消防本部の現場へ振り分けることができる。23年度に3市による協議会を設置し、24年度にシステムの試験運用を開始する。
山口市熊野町の防長苑で8日、締結式が開かれ、3市の首長が協定書に署名した。山口市の渡辺純忠市長は「(全国で)広域的な豪雨による自然災害が発生している中、災害情報を一元化することで3市による迅速な応援体制を整えられることが一番の効果だ」と話した。
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