「ソーレ」力合わせオールこぐ 加茂水産高 2年ぶり伝統のカッターレース
鶴岡市の県立加茂水産高校(安部康典校長、生徒78人)の恒例行事「創立記念カッターレース大会」が5日、近くの加茂港で開催された。生徒たちはゴールを目指して全力でこぎ、熱戦を繰り広げた。

全力でオールをこぐ生徒たち
カッターは大型船に搭載される、救命用の小型の手こぎボート。同校は創立記念日(7月5日)に合わせ、毎年大会を開いているが、昨年度は新型コロナ感染拡大の影響で中止したため、2年ぶりの開催だった。
1―3年生の各クラス5チームと教職員1チームの計6チームが参加した。コースは港内の往復約600メートル。長さ9メートルのカッターに艇指揮1人、船長1人、こぎ手12人の計14人がそれぞれ乗り込み、1レース2艇で競争。各チーム2回のレースを行い、合計タイムで勝敗を競った。
スタートの号砲とともに各艇の艇指揮が「1・2」と音頭を取ると、こぎ手たちは「ソーレ」と、大きな掛け声で息を合わせた。女子や小柄な生徒はオール(長さ4メートル、重さ10キロ以上)を持って立ち上がるなど、全身を使ってこいでいた。 3年生の玉田彩人さん(17)は「みんなと声を掛け合ってできて楽しかった」と話した。
関連記事
待ってた!初滑り 新得・サホロスキー場開業 管内で最も早く
新得町の十勝サホロリゾートスキー場は3日、管内のトップを切り今季の営業を始めた。リフト1基が稼働し、待ちわびたスキーヤーやスノーボーダーが久しぶりの雪の感触を楽しんだ。 オープンしたのは、...
「バスケの街」で熱戦 初のWリーグ能代大会
バスケットボール女子・Wリーグの能代大会が2日、能代市総合体育館で開幕した。プレステージ・インターナショナル・アランマーレ(アランマーレ秋田)が静岡県のシャンソン化粧品シャンソンVマジックと対戦し...
サンゴの島を実感! 志戸桶集落で石垣修復体験 喜界島
鹿児島県喜界島の喜界町志戸桶集落で2日、サンゴの石垣修復体験が行われた。参加者約20人が額の汗をぬぐいながら石垣の修復作業。島の成り立ちとは切り離せないサンゴ礁文化に触れながら、サンゴの島を実...
幽玄の世界、情感豊かに 長野県箕輪町で古田人形芝居公演
長野県箕輪町上古田で300年近く受け継がれている県選択無形民俗文化財「古田人形芝居」の定期公演(町教育委員会主催)が2日、町文化センターで開かれた。住民有志らでつくる古田人形芝居保存会と箕輪...