沖永良部島でサンゴ産卵 知名町の東さん、ハマサンゴ初撮影
鹿児島県沖永良部島で確認されたハマサンゴの産卵=6月30日午後10時ごろ、知名町沖泊沖(東進一郎さん撮影)
鹿児島県知名町(沖永良部島)の沖泊沖で6月30日夜、ハマサンゴの産卵が確認され、同町のダイビングショップ・シードリーム沖永良部代表の東進一郎さん(50)が撮影に成功した。卵と精子の入ったカプセル「バンドル」が暗い夜の海を舞った。
東さんはサンゴの産卵を10年以上撮影しているが、ハマサンゴの撮影は初めて。7月4日夜にはミドリイシの産卵も撮影した。東さんによると、ハマサンゴの卵はミドリイシの卵より小さく、白いという。
ミドリイシの産卵=7月4日午後10時ごろ、鹿児島県知名町沖泊沖(東進一郎さん撮影)
今年は月齢周期などから導き出した産卵予想日が大雨、雷を伴う大荒れとなり、予想日から1週間ほど遅れての産卵確認となった。
東さんは「理由ははっきり解明されてないが、海が荒れている日は産卵しない傾向がある。サンゴからすると、子孫を広げるため、厳しいコンディションでの産卵は避けたいのでは。ハマサンゴの産卵撮影はミドリイシに比べ、のっぺりとした表面から出て来るので、不思議な感覚があった。いろんなところで命がつながっていることを感じ、感動した」と話した。
関連記事
迎春の縁起物、準備大詰め 長野県の諏訪大社
新たな年を迎えるにあたり、長野県の諏訪大社では二年参りや初詣の参拝者らに頒布する縁起物の準備作業が大詰めを迎えている。巫女(みこ)たちが絵馬や破魔矢、熊手などを破損がないか一点一点丁寧に確認...
バス車内はクリスマス気分 看護学生が装飾 苫小牧
道南バス(室蘭市)は11日、苫小牧市内路線でクリスマス仕様に装飾したバス1台の運行を始めた。10日に苫小牧看護専門学校の学生が車内を華やかに飾り、「かわいらしく仕上げたので見てほしい」と乗車を呼び...
遅咲き医師 足寄で奮闘 予備校講師→45歳で転身 町国保病院4月に着任
足寄町国保病院(村上英之院長)に、異色のキャリアを持つ池田明洋さん(54)が今春に着任、奮闘している。札幌の予備校講師を経て、足寄町の「医師等修学資金貸付金」制度を活用し45歳で医師に。帯広第一...
12月に入っても鶴岡で生息 ウラナミシジミを確認 フロラ山形会員 鼠ケ関で撮影
チョウの一種「ウラナミシジミ」が12月に入っても鶴岡市に生息していることを自然調査団体のメンバーが確認した。例年、11月20日前後まで見られていた。温暖化が影響しているものとみられている。 ウラナ...