梅雨明けの青空の下、家族連れやカップルが海水浴を楽しんだ＝2日午後、底地ビーチ

　沖縄気象台は2日、沖縄地方が梅雨明けしたとみられると発表した。

　平年の6月21日より11日遅く、昨年の6月12日より20日遅かった。今年の梅雨入りは5月5日ごろで、梅雨の期間も平年より16日長い59日間だった。統計を始めた1951年以降6番目に遅い梅雨明けとなった。

　この日、八重山地方では青空が広がり、最高気温は波照間島33・0度、与那国島32・4度と最も暑い時期を上回るなど各地で真夏日となった。

　底地ビーチでは、家族連れやカップルが海水浴などを楽しんでいた。

　同気象台によると5月5日～7月1日までの梅雨期間降水量（速報値）は、石垣島で316㍉（平年値387・5㍉）、西表島で472・5㍉（同346・6㍉）、与那国島で644・0㍉（同351・7㍉）を観測した。

　向こう1週間の八重山地方の天気は、太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多い見込みで、最高気温・最低気温ともに平年並みか平年より高くなる。

　気象庁は「熱中症など健康管理に注意を」と呼び掛けている。