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荘内日報社

定期船で飛島へ行こう

酒田市役所で「とびしま」の模型を前に談笑する塚田さん(左)と丸山市長

 東京都武蔵村山市在住のバス運転手で、商船模型同好会会員の塚田三与志さん(69)が、酒田市の離島・飛島―酒田港間を結ぶ市定期船「とびしま」の50分の1サイズの模型を製作し24日、同市に寄贈した。

 塚田さんは幼少時から父親や兄が集めた鉄道模型「Oゲージ」を見て育ち、鉄道や船、バスなどの模型を作ってきた。2013年には東日本大震災で被災した観光船「はまゆり」を模型で復元して岩手県釜石市になど、製作した模型を関係自治体に寄贈している。

 とびしまについては今年3月、本県に離島(飛島)航路があることを知り、興味を持ったという。5月の連休に来酒してとびしまに乗り、飛島を訪問。その際、秋葉明彦船長に「模型を作りたいから」と申し入れ、普段は一般人は入れない船首の甲板などに特別に立ち入り、写真を撮らせてもらったという。

 模型は、6月から作り始めた。市のホームページで公開されている大まかな図面「一般配置図」や自身で撮影した写真などを参考に、見えない部分は勘も駆使して図面を起こした。厚さ3ミリの模型用合板で骨組みを作り、木と紙、手芸用針金などを材料に、色を塗りながら組み立て、10月に完成した。

 座席一つ一つに枕カバーを掛け、室内ではLED(発光ダイオード)の照明が点灯するなど精巧な造りとなっている。長さ約80センチ、幅は約18センチ。

 塚田さんはこの日、酒田市役所で丸山至市長に模型を贈り、「とびしまは双胴船の割にスマートで、船首の造りが好き。(昨年9月に赤から塗り替えた)船体の青色も美しい」と感想。飛島について「素晴らしい島。鳥海山の立派な景色が目に焼き付いている。バードウオッチングができるなど島の魅力をもっとアピールして」と訴えた。

 丸山市長は「模型を見た子どもたちが(本物に)乗りたいなと思ってもらえたらうれしい」と話し、塚田さんには「これを機に飛島に通って」とラブコール。秋葉船長は「素晴らしい出来で、びっくり。酒田の人でもとびしまに乗ったことがないという人が多い。模型を見て関心が高まれば」と話した。

 模型は当面、市役所に展示。その後、とびしまが発着する酒田港の市定期航路事業所待合室に展示の予定。

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