広域ごみ最終処分場稼働へ 7月1日供用開始

7月1日から供用を開始する紀南広域廃棄物最終処分場(紀南環境広域施設組合提供)
和歌山県田辺市稲成町に完成した紀南広域廃棄物最終処分場が7月1日、供用を開始する。みなべ町以南の10市町(北山村除く)でつくる「紀南環境広域施設組合」(管理者=真砂充敏田辺市長)が建設。紀南地域にとって長年の念願だった施設が、いよいよ稼働する。
最終処分場は、各市町から運ばれる可燃ごみの焼却灰、小さく砕かれた不燃ごみなどを埋め立てる施設。一般家庭から出るごみは直接受け入れない。
建設地は、阪和自動車道南紀田辺インターチェンジの北側約300メートル付近。埋め立て容量は約19万8千立方メートルで、25メートルプールに換算すると約660杯分になる。埋め立て計画期間は15年間。総事業費は約50億3千万円。
処分地では、汚水が地下に漏れることを防ぐため、遮水シートを二重に張っている。万が一に備えて穴をふさぐ自己修復シートを重ねているほか、漏水をすぐに検知するシステムを備えるなど、多重の遮水構造になっているという。
組合では供用開始に合わせ、処分場の役割や構造、ごみ減量の大切さについて分かりやすく解説したパンフレットやDVDを作成。学校などを対象に施設見学も受け付けている。
最終処分場の建設は、紀南地域にとって長年の懸案だった。組合の前身である紀南環境整備公社は05年7月に設立。最終候補地の選定などを巡って事業は難航したが、14年11月に稲成町内会が建設に基本同意した。
17年12月に用地交渉が終了し、18年2月に組合と町内会が建設同意の協定を締結。同年11月に起工し、今年3月に完成した。
竣工(しゅんこう)式は当初、今月27日に行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止する。
真砂管理者は「供用開始に至ったのは地元住民の皆さまのご理解とご協力のおかげであり、改めて深く感謝する。この施設を有効に使っていくためにも、利用者の皆さんにごみ分別の大切さや減量化の重要性を理解し、実践していただけるよう一層の啓発に努めたい」とコメントした。
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