ユリ球根取引始まる 沖永良部島 梅雨の晴れ間、掘り取り急ピッチ
ユリ球根の掘り取り作業に汗を流す生産者=23日、沖永良部島
鹿児島県沖永良部島の2021年産テッポウユリの球根取引が20日から始まっている。今年の出荷量は182万球(前年実績216万6460球)を見込む。梅雨の晴れ間が広がった23日、島内各地のほ場では、急ピッチで掘り取り作業に汗を流す生産者の姿が見られた。取引期間は7月10日までの21日間。
永良部百合フリージア生産出荷組合によると、生産者は45戸(和泊27、知名18)で、作付面積は1112アール。取引価格は前年と同額となった。SS~2Lの6サイズあるが、今年はS、Mを中心に引き合いがあるという。
生産者が減少傾向にある中、担当者は対策として「県の育成した新しい品種の導入を検討している。減少に歯止めをかけ、現在の栽培量を維持できれば」と話した。
この日、和泊町のほ場で掘り取り作業をしていた三島秀俊さん(66)は「長雨による葉枯れで肥大が悪いが、今年は大きいサイズが好まれないのでちょうどいい。昨日だけ休んだが、掘り取りは順調。集落でも球根の生産者は少ないが、今後も続けたい」と話した。
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