児童ら、キハダマグロと背比べ 解体ショーに歓声、海の幸に舌鼓 早町小
マグロと背比べする児童=20日、鹿児島県喜界町の塩道公民館
鹿児島県喜界町(喜界島)の早町小学校のPTA組織「かがやきの会」(川村大輝会長)は20日、同町塩道公民館で親子レクリエーションを開催した。キハダマグロの解体ショーに、児童や保護者ら約80人が魅了され、新鮮な海の幸に舌鼓を打った。
かがやきの会は、親子間の交流や保護者同士の親睦を深めることを目的に、毎年この時期にレクリエーションを企画。マグロの解体ショーは昨年に続き2回目。マグロは保護者で喜界島漁業協同組合に所属する倉橋憲司さん(40)が釣り上げたもので、同漁協青年部が解体に協力した。
マグロの全長は約1.3メートル(重さ約30キロ)で、子どもたちは背比べをして、その大きさを確認。包丁が入ると、大きな魚体はどんどん切り分けられ、食べるのが待ちきれない会場から歓声が上がった。刺し身を切る体験もあり、漁協青年部らの指導を受けながら包丁を握る姿もあった。
児童の一人は「マグロは思っていたよりも筋があって硬かった。自分で切った刺し身はよりおいしく感じる」と笑顔をみせた。
かがやきの会の川村会長は「学校で学べないことを五感を使って体験できた上に、子どもたちのうれしそうな様子を見ることができた。漁協の皆さんには感謝している」と語った。
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