「パッション祭り」でPR 初夏の味覚「今年も最高」 瀬戸内町

旬の味を買い求める来場者でにぎわった「パッション祭り」=19日、瀬戸内町
鹿児島県瀬戸内町が生産とブランド化に力を入れるパッションフルーツをアピールしようと、地元農家らでつくる瀬戸内パッションブランド産地協議会は19日、同町古仁屋の海の駅で販売イベント「パッション祭り」を開いた。参加した農家は「今年も最高の味」と太鼓判。新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となり、来場者はうれしそうに奄美の初夏の味覚を買い求めていた。
町内の10戸の農家がパッションフルーツを持ち寄り、午前8時半から約100キロを販売した。1袋5~6個入りが500円。化粧箱入り商品も通常より安く販売されるとあって、自家用や贈呈用にまとめ買いする人も見られた。
同町は1996年からパッションフルーツを皇室へ献上する「皇室献上産地」。県を代表する農産物として「かごしまブランド」の指定も受けている。鎌田愛人町長によると、18日に宮内庁から同町へ「天皇陛下も大変喜ばれていた」と連絡があったという。
産地協議会宣伝部長の永井京子さん(66)は「今年も甘味と酸味のバランスが良く、自信を持って勧められる出来。全国でも瀬戸内町のパッションの認知度が上がってきているのを感じる」と語った。
自宅用に2袋購入した同町瀬久井の徳田幸子さん(72)は「明日は父の日なので、黒糖焼酎に入れて夫の晩酌に出してあげたい」と笑顔で話した。
関連記事
まるでヘルメット 梅畑にオニフスベ
和歌山県田辺市上芳養、自営業榎本正也さん方の梅畑で、真っ白な球体のキノコ「オニフスベ」(ホコリタケ科)が三つ生えているのが見つかった。 榎本さんが6月29日、梅取り作業中に、梅の木の根元や畑...
育てた小麦 初収穫 庄農ラーメン開発に活用 庄農高秋のデビュー目指す 加茂水..
穀物の自給率について学んでいる鶴岡市の庄内農業高校の生徒が育てた小麦の初収穫が1日、同市羽黒町玉川にある学校農場で行われた。収穫した小麦は粉末にして同市の加茂水産高校の生徒と共同開発している「庄農...
とまチョップ水がモンドセレクション金賞 2回目の栄誉に喜び
苫小牧市が販売するペットボトル飲料水「とまチョップ水」が、国際的評価機関モンドセレクションで2022年度の金賞を受賞した。2019年度に続いて2回目。市は「苫小牧の水が国際的に評価を受けた」と喜ん...
牛受精卵 世界初ドローン配送 上士幌で実験スタート
上士幌町とJA上士幌町(小椋茂敏組合長)、ドローン配送会社のNEXT DELIVERY(ネクストデリバリー、山梨県小管村、田路圭輔代表)が1日、牛の受精卵をドローンで配送する実証実験を始めた。年...