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長野日報社

稲作の田んぼにアイガモ放鳥 伊那市高遠小5年生

育てたアイガモを水田に放す高遠小の児童たち

 無農薬で米を作る「アイガモ農法」を学ぼうと、伊那市高遠小学校の5年生は17日、卵から育てたアイガモ15羽を学校近くの田んぼに放った。出穂まで害虫や雑草を食べてもらう試み。児童34人は苗の間を泳ぎ回る愛くるしい姿を見守り、「頑張って」とエール。たくさんの稲穂が実るように、ひなたちの活躍に期待した。

 総合学習の一環で、児童は育てた米や野菜を使うメニュー作りを企画し、アイガモ農法を提案。5月下旬に卵を温めてふ化にも成功した。

 ひなは体長約20センチに成長。田んぼで「ぴぃぴぃ」と鳴き声を上げ、身を寄せ合って動き回った。すぐに雑草をついばんだり、足で泥をかき回したりして仕事ぶりを披露。学級長の児童(10)は「カモと一緒に安全でおいしいお米を育てたい。元気に働いてくれたら」と話した。

 水田は広さ約7アールで、害獣よけの網を周囲に設置。夜間に外敵から襲われないように、毎朝田に放ち、夕方に引き上げて学校に連れ帰るという。

 成鳥になると稲穂を食すため、役目を終えるアイガモ。子どもたちは命をいただくことも選択肢に入れ、話し合いを重ねていく。担任の宇津大地教諭(41)は「自然の恩恵に触れながら、食べていた物が一つの命だと感じてもらえたらいい」と強く願っている。

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