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「職域接種」来月中旬から  市と医師会 11月末完了目指す 中小企業対象に 道内でも異例

苫小牧市と市医師会(沖一郎会長)は15日、新型コロナウイルスワクチン接種の新体制を発表した。7月中旬から市保健センター(ハスカッププラザ)で、市内企業を対象にした「職域接種」を展開。集団接種会場「とまこまいワクチン接種センター」も同19日から、グランドホテルニュー王子に常設する。64歳以下の接種券配送スケジュールも示し、11月末までに希望者への接種を終えたい考えだ。

ワクチン接種体制強化のイメージ

 「職域接種」は市と市医師会が共同出資する一般財団法人「ハスカッププラザ」による独自の取り組み。市内は接種者1000人を確保できない中小企業が多数を占める中、同法人が企業の接種者を取りまとめて1000人以上とし、市保健センターで原則実施。道内でも例がない枠組みと見られる。

 国は「職域接種」について、企業や大学などが自ら医療従事者や会場を確保し、接種対象者は1000人以上を基本とするよう求めている。一方で接種者が確保できない場合も想定し、対象に取引先や下請け、家族を加えたり、商工会議所などを通して共同実施したりする例も示している。苫小牧市の「職域接種」はこの共同実施を活用するが、自治体と医師会による独自の枠組みとなる。

 対象はハスカッププラザが健康診断などを請け負っている企業、市医師会会員が産業医を務めている企業の従業員。15日の方針発表を受けて同法人が取りまとめを始め、7月中旬から接種する予定だ。

 同法人が管理、運営する市保健センターで原則平日午後2~6時、1日最大300人の接種を想定。市医師会によると、医師1人、打ち手2~3人で対応できるという。市から接種券が届く前でも接種でき、所属企業が接種券を回収し、後日同センターに提出する。ワクチンは米モデルナ社製を使う。

 市医師会の沖一郎会長は会見で「市内は中小の企業や工場が多い。ハスカッププラザ、保健センターが職域接種の代わりを担う」と述べ、従来の個別、集団、巡回の各接種に独自の「職域」を加えることで、希望者へのワクチン接種が進むことを強調。「市、医師会、保健センターが三位一体でワクチン接種を進める」と述べた。

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