有帆小児童がホタル学習

卵や幼虫の時から発光すると聞いて驚く児童(有帆小で)
ホタルの舞う古里に-山陽小野田市の有帆小(池上雅代校長)で15日、3年生13人がホタル学習を行った。ホタルの生態を学び、同校の飼育小屋でこれからふ化する幼虫を育て、10月に地域の川などに放流する。 総合学習の一環として3年生が毎年、有帆ふるさとづくり協議会のホタル部会(三井諦部会長)と一緒にホタルを育てている。その最初の授業として同部会のメンバー4人から、ホタルの生態や生まれてから死ぬまでのサイクルについて教えてもらった。 三井部会長から「ホタルは2000種類ぐらいいて、そのうち日本には46種類がいる。ゲンジボタル、ヘイケボタルが有名だが陸で生活するヒメボタルもいる。竜王山はヒメボタルの生息地として有名」という説明を受けた。 児童は雄が雌の50倍も多いことや、1匹の雌が400~700個の卵を産むのにびっくり。直径1・5ミリの卵からふ化して6回の脱皮を繰り返して成虫になっていくことも学んだ。 体育館裏にある飼育小屋「ほたるのおうち」でホタルを育てていく。小屋にはホタル部会員が今月5日に地元の柳川で採取したゲンジボタルの雄50匹、雌22匹を入れている。児童たちは成虫を手のひらに載せてみたり、小さな卵を顕微鏡で観察したりした。 卵は7月上旬にふ化。児童は餌やりや週3回の水替えなどをして大切に育てていく。例年、約8000個のうち30%が最終的に成虫になるという。学校で育て体長1~3センチになった幼虫は、10月に有帆運動広場にあるビオトープに放流するほか柳川、鬼ケ迫などのホタルの名所にも放つ。
関連記事
献血バスも大雪で苦戦 中止や遅れで2月1割減 赤十字血液センター帯広
2月の大雪は献血バスの運行にも影響を及ぼした。3月は転勤や進学などで輸血用血液が不足する時期。北海道赤十字血液センター帯広出張所(帯広市東7南9、鈴木清晃所長)では日程を増やしたり、キャンペ...
迫真の演技で観客魅了 奄美大島の龍郷町で青少年ミュージカル
西郷隆盛と愛加那の長男・菊次郎の人生を描いた青少年ミュージカル「KIKUJIRO」(同実行委員会など主催)の2024年度公演が15日夜、鹿児島県奄美大島の龍郷町のりゅうゆう館であった。主に町内...
豊橋駅にディズニー新幹線到着
ディズニーのキャラクターデザインをあしらった東海道新幹線「ワンダフル・ドリームズ・シンカンセン」が運行中だ。14日夕、豊橋駅のホームにお目見えした。 「東京ディズニーシー」に昨年オープン...
開業6周年でイベント 下地島空港ターミナル 出店、舞台盛況 SAMCO
下地島エアポートマネジメント(SAMCO、鶴見弘一社長)は15日、運営するみやこ下地島空港ターミナルの開業6周年記念イベント(共催・しもじ島そらの協力会)を開催した。航空会社や関連団体によるPRブ...