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北羽新報社

ハンドメード作品や食に行列 能代市中心部でイベント同時開催

家族連れなど約1千人の人出があった「Creerマルシェ」(能代市元町で)

 能代市元町のマルヒコビルヂングで13日、ハンドメードサークルCreer(岩本恵代表)主催の「Creerマルシェ」と、のしろ家守舎(やもりしゃ・湊哲一代表社員)主催の「帰ってきただんだん・のしろ」の2イベントが同時開催された。中心市街地に、にぎわいを創出しようとする試みで、マルシェでは県内外のクラフト作家による手作りアクセサリーの販売や製作体験、子どもが撮った写真の展示などが行われたほか、だんだん・のしろでは、訪れた人が芝生やテラスでの食事やバーベキューなどを楽しんだ。

 Creer(クレエ)は、同市二ツ井町出身の岩本さん(39)=青森県深浦町=が立ち上げたサークルで、能代山本の子育て中の母親たちを対象に今春から月1回、「クラフトカフェ」を開催し、ハンドメードの楽しさを伝えるとともに、子育ての合間のリフレッシュの場を提供。マルシェはサークル結成後初めてのイベントとして、市中心部のにぎわい創出を目指すマルヒコプロジェクトに合わせて開催した。
 マルシェは、マルヒコ1階を会場に能代市、秋田市、深浦町の計6組のクラフト作家がハンドメードアクセサリー、ベビー・キッズ用品、リボン雑貨、ハーバリウムなどの販売、木製ガーランド、アルコールインクアートのワークショップなどを実施。午前10時に開幕して間もなくマルヒコビルヂング前には行列ができ、店内は家族連れや小中高校生でにぎわった。
 この日は市内外から約1千人が訪れ、岩本さんは「多くの人の協力と応援のおかげで、初めてのイベントを無事に終えることができた。たくさんの人に『作り出す』事の楽しさを味わってもらえて良かった。今回の経験を今後の作家さんのサポートにつなげていきたい」と語った。
 また市地域おこし協力隊の田中優花さんと、ベビーマッサージなどに取り組む「おひさまラボ」の田中真理子さんが企画した「コドモフォト写真展」も開かれ、能代山本の乳幼児から小学生までがシャッターを押した写真約50枚を、マルシェの一角と近くのフォトスタジオ「Kanata factory」に展示。子どもたちが写した個性豊かな写真が店内に彩りを添え、親子連れの目を引いていた。
 だんだん・のしろは、市コンパクトなまちづくりワークショップ(事務局・県)が昨年11月に実施した歩道活用イベントを、マルヒコビルヂングを運営するのしろ家守舎が継承し開催。北高跡地で開催の「6の市」出店業者が野菜や果物、総菜、大判焼き、ねぎ焼き、クレープなどを販売したほか、藤里町地域おこし協力隊がコーヒーを販売。空き地とマルヒコの間の歩道に人工芝やテーブル、椅子、バーベキューこんろを配置し、商店街に「非日常」の空間を創出した。
 家守舎メンバーの阿部誠さん(41)は「たくさんの人の協力のおかげでイベントを開催できた。みんなの力を結集することで楽しいことが実現できると改めて実感した。今後も定期的に中心市街地のにぎわい創出につながる企画を考えていきたい」と話していた。

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