トビイロウンカの定期巡回調査始まる

捕虫網で稲の周りの虫を捕まえる職員(仁保下郷で)
水稲栽培に甚大な被害を与えるトビイロウンカの早期発見、防除につなげようと、県は11日から水田の定期巡回調査を始めた。9月下旬まで県内の43地点86カ所を回り、発生状況の把握や食害防止対策に取り組む。
トビイロウンカは中国大陸から東シナ海を渡って飛来する害虫で、多発すると収穫前頃に水稲が円形に枯れる「坪枯れ」を引き起こす。昨年度は県内で大量発生し、被害は作付面積の56・6%に当たる1万700ヘクタールに及んだ。作況指数は全国で最も悪く、県でも過去最低の73だった。
今年は梅雨入りが早く、早期の飛来が予測されるため、県農林総合技術センターが平年より早く着手。4月から山口市など4カ所で予察灯、5月17日から山陽小野田市など3カ所でネットトラップによる調査を行っている。定期巡回の結果を踏まえ、状況に応じて全県に予報、注意報、警報を出す。
初日は山口市仁保下郷などで実施。同センターの職員が田んぼに入り、株の根元を見たりひねったりして出てくる虫の数、稲の病気や食害の有無などを調べた。同じ場所で捕虫網を使ったすくい取りも行った。ユスリカや他のウンカ類も含め、調査結果を記した用紙を畦に差した棒に張り付け、農家にも知らせるという。
県病害虫防除所の中川浩二所長は「被害を抑えるため調査を前倒しした。既に飛来が確認されている県もあり、本県も可能性があるので万全を期し、的確な判断、正確な情報発信に努めたい」と語った。
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