乳幼児と保護者対象に防災講座

保存食について学ぶ母親たち(すくすくプラザで)
宇部市多世代ふれあいセンター内の「こどもすくすくプラザ」で10日、防災をテーマにしたスキルアップ講座が開かれた。0~2歳児と母親13組が参加。マザーズバッグを避難時の持ち出し袋に活用するなど、日頃から実践可能な備えを学んだ。 講師は県学校防災アドバイザーで、看護師、防災士でもある工藤美佐さん(萩市)。「防災-大切な命を守るために。しっかり備えて家族を守ろう」をテーマに、自身の保存食や防災リュックの中身を紹介しながら、万が一に対する心構えを伝えた。 最初にハザードマップの見方と警戒レベルについて説明。乳幼児を抱えての避難は警戒レベル3の「高齢者等避難」に該当し「今いる場所が危なければ逃げるし、そうでなければ、とどまるのも手。実家やホテルへの避難も選択肢に入れ2、3候補を用意しておくといい」と語った。 保存食は「食べ慣れた物、子どもの好きな物やキャラクターの買い置きを」とアドバイス。湯煎調理を視野に入れ、早ゆでパスタなども好適とした。ミルク用にもカセットこんろは必需品とし、こんろの持つ時間(1本約1時間)を考えて、必要な準備をするよう忠告。食料品の箱に賞味期限を書き、回転させながら使っていくローリングストックを勧めた。 持ち出し袋は普段から子どもの外出用品を入れているマザーズバッグが〝最強〟とし「飲み物などママの物をプラスして」と指導。リュックは体にフィットするタイプが良く「雨などでぬれてもいいよう、中身を密封袋に入れ、重量は5㌔以内に抑えて」と話した。
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