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長野日報社

JICA駒ケ根 今年度1次隊の派遣前訓練修了式

修了式で答辞を述べるJICA海外協力隊代表者

 駒ケ根市の国際協力機構(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所で10日、今年度1次隊の派遣前訓練修了式が開かれた。昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響で派遣前訓練を休止。訓練再開後初の修了者となった42人は、待ち焦がれた海外派遣への希望を胸に「派遣が遅くなろうとも、任国の地に足をつけ活動していきたい」と宣誓した。赴任国の感染状況次第だが、早ければ7月中旬から順次、世界9カ国へ飛び立つことになる。

 派遣前訓練はコロナ対策により、隊員候補生の受け入れ人数を削減し、訓練期間を短縮するなど「異例」の対応となった。候補生は4月、駒ケ根市内のホテルでの2週間のリモート型訓練を経て、同訓練所に入所。45日間の共同生活を送り、外国語や海外文化、新型コロナ感染対策などについて学んできた。

 「(訓練の)規制の中でできないことを考えるのではなく、どう取り組んでいくかは自分次第だと気付かされた」と振り返ったのは伊藤隼人さん(23)=愛知県=。ルワンダ共和国の教員養成校で、子どもたちに体育授業の仕方を教える予定。「子どもから大人までが手を取り合う平和な世界をつくっていければ」と意欲を見せた。

 修了式は、同訓練所と駒ケ根市役所、青年海外協力隊事務局(東京都)などをインターネットで結ぶオンライン方式で行った。同事務局の中村俊之理事は式辞で、「任地では想定し得ないこともあるかと思うが、皆さんの糧になるはず」とエール。駒ケ根市の伊藤祐三市長、駒ケ根協力隊を育てる会の有賀秀樹会長らも祝福し、赴任国での活躍と無事の帰還を願うとともに、「帰国後は再度、駒ケ根を訪ねてほしい」と呼び掛けた。

 2020年度は新型コロナの世界的な流行により隊員の海外派遣の見通しが立たず、派遣前訓練を休止した。一部の国で派遣再開のめどが立ったため、今年度から派遣前訓練を再開。1回当たりの隊員候補生の定員は約230人だが、受け入れ人数を半分以下に削減。訓練期間を従来の70日間から45日間へと短縮することで受け入れ回数を増やし、今年度は5回にわたり候補生を受け入れる。

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