全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

鶴岡で羽越本線高速化シンポ

羽越本線高速化実現に向け利用促進をテーマに開かれたシンポジウム

 羽越本線高速化シンポジウムが21日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で開かれた。新潟駅での上越新幹線と特急「いなほ」の同一ホーム乗り換えが来年4月にも供用開始となり利便性が高まることを踏まえ、羽越本線のさらなる利用促進に向け、講演やパネルディスカッションを通して沿線地域の振興策を探った。

 高速化実現に向けた運動を展開している庄内、新潟、秋田3地区の期成同盟会が、実現には沿線地域の魅力づくりと連携が不可欠として2002年度から毎年、各地区回り持ちでシンポジウムを開催している。利用促進を図ることで羽越本線の機能向上につなげ、将来的な新幹線整備を目指す。この日のシンポジウムには地元庄内地域をはじめ新潟、秋田両県の沿線自治体の関係者ら約350人が参加した。

 冒頭で新潟市新潟駅周辺整備事務所の池田肇所長が、同一ホーム化事業の進捗(しんちょく)状況を報告。在来線の高架化による新幹線と在来線の同一ホーム乗り換えにより、階段の上り下りが解消され、乗り換え時間が平均3分、最大4・6分短縮できることを紹介し、「同一ホーム乗り換えは、羽越線が上越新幹線とつながるイメージになる。2019年には新潟・庄内でデスティネーションキャンペーンも展開される。羽越本線沿線の交流人口を増やすためにも広域で連携していきたい」と話した。

 歌手で酒田市出身の白崎映美さんが基調講演。東京とふるさとを行き来する際に特急いなほに乗るのが大好きという白崎さんは「乗った瞬間にワクワクする。いなほは私のリラクゼーションルーム」と話し、「沿線には都会にはない宝物がたくさんある。みんなで力と知恵を出し合って魅力を世界中に届けよう」と呼び掛けた。

 引き続き「日本海沿岸鉄道・羽越本線をもっと利用する・楽しむ」と題してパネルディスカッション。各地区の女性パネリスト3人から「新潟は上越新幹線の終着駅になっているが、いなほとの同一ホーム化でその先の羽越線へとつながる。いなほを使って地酒と女性を切り口にしたツアーを考えたい」「羽越線の途中下車の旅もいい。沿線各地の魅力や体験できることを分かりやすく情報発信することが大切」などの意見が出された。

関連記事

長野日報社

メルヘン街道、冬期通行止め解除 長野県

 長野県茅野市、佐久穂町境の国道299号(メルヘン街道)麦草峠(標高2127メートル)の冬期通行止め区間(138キロ)が18日、規制解除となり、小海町を含めた沿線3市町の関係者ら約150人が集まって...

長野日報社

諏訪湖サイクリングロード全線開通 20日の記念式典とイベントへ準備も 長..

 全線約16キロが開通した諏訪湖サイクリングロード。週末に自転車を楽しむ家族連れの姿が目立ち始め、20日の記念式典と記念イベントに向けた準備も着々と進む。「平たんで誰もが楽しめる。1~2時間で起点...

長野日報社

諏訪湖周の桜並木満開 全線開通のサイクリングロードにぎわう 長野県

諏訪湖周の桜が見頃を迎えている。先週末からの暖かな陽気で一気に咲きそろった。好天に恵まれた13、14の両日は大勢の地域住民や観光客らでにぎわい、約16キロの全線が開通した「諏訪湖サイクリングロ...

りくべつ鉄道 今季27日に出発進行 国内最長の運転体験も

 陸別町内で列車の運転や乗車などが体験できる「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」の今季の営業が27日に始まる。気動車の運転体験としては国内最長となる分線コース(片道5.7キロ)や、駅構内外の運転コースな...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク