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釧路新聞社

コロナで苦境の学生を支援【釧路】

食品を選ぶ学生たち

道教大釧路校(浅利祐一キャンパス長)は、コロナ禍で厳しい生活を送っている同校の学生を支援するため「釧路キャンパス学生応援プロジェクト」を立ち上げた。初の取り組みとして7日、米やカップ麺などの食品を無料で提供し、3000円分の電子マネー支給を始めた。浅利キャンパス長は「支援を通して『われわれは皆さんを応援している』というメッセージを学生に伝えたい」と話している。

 同プロジェクトは同校独自の取り組み。コロナ禍でアルバイト先が休業したり、保護者からの仕送りが減額されたりといった理由で、厳しい生活を余儀なくされている学生を支援しようと5月27日に発足。学生の生活支援などを行う同校学生委員会(委員長・小野川文子教授)が事務局を務める。

 今回は、釧路市内の建設会社の本田組、飲食店の駒形家、同校後援会、同窓会「鶴陵会」、教職員組合、教員有志などから食料品や金銭の寄付を受けた。当初は同キャンパス全学生数の半分に当たる約400人分を準備したが、その後も新たな支援が届いている。11日まで学生に食料を提供するほか、全学生に校内の学生生協購買などで使える電子マネーも1人当たり3000円分を支給する。支援については、全学生に学内システムを使いメールで2回周知した。

 初日の7日は、教室棟1階のへき地・小規模校教育研究センター研修室に米やパスタ、カップ麺、各種缶詰などが並べられ、学生が1人6個ずつを選び持ち帰った。体育専攻の4年生の男子は「すごく助かる。末広の飲食店でアルバイトをしているが休業してしまった。教員採用試験が間近に迫り、勉強の合間にカップ麺などを食べて頑張りたい」と喜んでいた。

 同プロジェクトではこの日、学生にどのような食品や日用品が必要かの調査も実施。6月中旬には生活やアルバイト状況などの実態調査を行った上で、同月下旬から7月上旬に2回目の支援を予定している。小野川教授は「今後は中身を充実させ、地域の応援や協賛を広げながら支援を継続していきたい」としている。

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