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荘内日報社

中型イカ釣り船酒田港を出航 太鼓演奏の中、家族らが安全と大漁願い見送り

 日本海を広く回遊するスルメイカを追う中型イカ釣り船2隻が6日、酒田市の酒田港を出航した。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から市と県漁業協同組合による出航式は、昨年に引き続き中止。袖岡埠頭(ふとう)に集まった家族、関係者は乗組員たちの航海の安全と大漁への願いを込めて送り出した。

大漁旗で彩ったイカ釣り船が家族らに見送られ出航=6日正午すぎ

 150トン前後の中型船で船団を組み、6月初旬から年末ごろまで日本海中央部の大和堆を中心に島根県沖からオホーツク海まで操業し、「船凍イカ」にして水揚げする。本県関係の船は、北海道から石川県までの十数隻で「山形県船友漁撈長会」(山形船団)を結成し、全国トップクラスの水揚げを誇っている。漁撈長の大半が酒田市飛島を中心にした庄内地域出身者。

 この日は朝から気温が上昇する好天の中、甲板を埋めつくす多くの大漁旗で彩られた第85興福丸、第86若潮丸が袖岡埠頭に停泊、午前10時ごろから飲食物などの積み込み作業が行われた。

 出航を前に、丸山至市長と本間昭志県漁協代表理事組合長が駆け付け、丸山市長は「来年こそは多くの市民から参加してもらい出航式をやりたい。まずは安全操業と大漁を期待する。気を付けていってらっしゃい」と乗組員を激励。家族、関係者に見守られて2隻は正午すぎ、同市の太鼓団体「風の会」の演奏が響く中、大海原に向けて港を出た。

 第86若潮丸の本間健漁撈長(65)=同市=によると、好漁場として知られる大和堆での外国漁船の違法操業、コロナ禍に伴う魚価の低迷など不安は尽きないという。本間漁撈長は「今年は沿岸域での漁がパッとしないと聞く。出てみないと分からないが、まずは日本海のど真ん中(大和堆)でイカを追い掛けたい。酒田を『イカのまち』にしようと市長も頑張っている。期待に応えたい」と話し、船に乗り込んだ。

 市によると、酒田港への最初の水揚げは来月中旬になるという。

丸山市長(左)、本間組合長(右)が乗組員を激励=6日午前

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