お笑いのやす子さんが宇部ふるさと大使に

チョーコクンの縫いぐるみを持つやす子さん(提供)
元自衛官で人気急上昇中のお笑い芸人、やす子(本名・安井かのん)さん(22)が宇部ふるさと大使に就任した。幼稚園から宇部中央高を卒業するまで市内で過ごしたやす子さん。早速ユーチューブで、市のイメージキャラクター「チョーコクン」グッズなどを手にPRし「どんどん魅力を発信していきたい」と意気込んでいる。 1998年9月2日生まれ。高校を卒業後、陸上自衛隊に入隊し、施設科に配属された。ブルドーザーを操縦するドーザ手として2年間勤務し、退官後に上京。2019年9月にピン芸人としての活動を始めた。
トレードマークの迷彩服姿で、自衛隊50音(50音何を言われても自衛隊ぽくできる)、自衛隊勧誘(どんな職業を言われても自衛隊に向いているところを言える)、自衛隊体操、5段階ほふく前進などの特技を生かしたネタを繰り広げる。射撃、柔道、水泳も得意。かまいたちの山内健司さんに顔が似ており、共演も果たした。今年の元日に放送された「ぐるナイおもしろ荘2021」で3位に輝き、知名度が上昇。愛くるしいキャラクターで、バラエティー番組に引っ張りだこ。ドラマ「リコカツ」にも出演した。
宇部で一番のお気に入りは常盤公園。小学生のときは常盤湖の用水路でオタマジャクシを捕まえたり、かくれんぼをしたり。中学は水泳部で、冬には遊歩道2周のトレーニングに励んだ。高校時代も春は満開のサクラ、秋はどんぐりを楽しみに行っていた。「ネコがたくさんいるスポットがあり、私の癒やしだった」と振り返る。
ふるさと大使は4月26日付で就任し、SNSやテレビで、宇部や県の魅力を伝えている。「こういったご時世なので来てもらうのは難しいけれど、コロナが終わったら行ってみようと思ってもらえ、こんなところに宇部産の物があるんだ!と知ってもらえるような活動をしていきたい」と言う。
本業の方は「やす子を見たら元気が出るな、やす子を見たら悩んでたことがどうでも良くなったなと思ってもらえる芸人になるのが目標。日本で一番明るく、元気な存在でいたい」と抱負。 同大使は宇部の知名度を高め、産業や文化、観光の振興を図るために市が設置した。08年7月から市にゆかりの人を委嘱しており、やす子さんで159人となった。
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