全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

旧庄内藩校「致道館」学風受け継ぎ半世紀超
少年少女古典素読教室開講

 「しのたまわく、まなんでしこうしてこれをじしゅうす(子曰学而時習之)」―。旧庄内藩校「致道館」の学風を受け継ぎ、半世紀を超えて続く「少年少女古典素読教室」の本年度開講式が29日、鶴岡市の致道博物館内の御隠殿で行われた。小中学生たちが7月末まで2カ月間にわたり、「論語抄」の素読を通じて地域に息づく伝統の学風に触れる。

伝統の少年少女古典素読教室。2年ぶりの開講式で全員が素読を体験

 素読は致道館が奨励した学習法の一つで、中国古典の漢文を大きな声を出して読むのが特徴。教室は、同市が1968年度から2年間、当時の文部省の文化財愛護モデル地区に指定されたことをきっかけに始まり、継続されている。現在は市中央公民館、致道博物館、致道館文化振興会議が共催し開講している。昨年度は新型コロナウイルスの影響で休止された。

 2年ぶりの開講となる本年度は市内の小学3年から中学3年までの男女6人が受講し、初めての参加者が4人いる。マスク着用など新型コロナ対策を講じながら7月末までの毎週土曜日に40分間、学習。夏休み期間の7月26―31日は午前5時40分から早朝素読に取り組む。

 開講式には受講生と保護者、講師陣が出席。主催者の熊坂めぐみ中央公民館長、酒井忠久致道博物館長、橋本政之致道館文化振興会議会長があいさつし、「素読を通して一つでも好きな言葉を見つけてください」などと激励。テキストとなる論語抄の冒頭の一節を全員で素読し、2年ぶりに御隠殿に子どもたちの元気な声が響いた。

 初めて受講する朝暘一小6年の高田容玄(やすはる)君、同3年の佳志(よしゆき)君の兄弟は「小学校最後の年だからやってみようと思った」「音読を上手になりたい」とそれぞれ元気に話していた。

関連記事

宇部日報社

市長賞に花園自治会、春の花壇コンクール、特別賞や最優秀賞決まる【宇部】

 宇部市春の花壇コンクールの受賞団体が決まり、最高賞の市長賞には東岐波の国道190号沿いの花壇を彩った花園自治会(伊藤昌洋会長)が輝いた。市、市ガーデンシティ緑化運動推進委員会(会長・篠﨑圭二市...

紀伊民報社

南高梅が不作 平年の3割弱 梅の着果調査

 JAや日高振興局などでつくる「日高果樹技術者協議会」は19日、和歌山県の御坊・日高の4市町で実施した本年産南高梅の着果調査結果を発表した。主産地であるみなべ町と印南町の着果数は、過去10年平均...

苫小牧市ロゴマーク制定記念 22日に切手シート発売

日本郵便北海道支社は22日から、苫小牧市のロゴマーク制定を記念したオリジナルフレーム切手の販売を始める。84円切手10枚から成るシートで1枚は市のロゴマーク、残り9枚はとまチョップが樽前山山頂に登...

荘内日報社

龍神様とご縁を結ぶ 善寳寺 「辰歳御縁年記念企画」始まる

 鶴岡市下川の龍澤山善寳寺で12年に1度の「辰歳(たつどし)御縁年記念企画」が始まった。本堂で祈祷を受けた後、奥の院・龍王殿を拝観し「龍神様」とご縁を結ぶ。このほか国の重要文化財に指定されている絵画「...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク