ＦＷ高見翼人選手

　釧路を本拠地とするアイスホッケークラブチームのひがし北海道クレインズは２５日、ＦＷ高見翼人選手（２９）の現役引退、ＦＷ入倉大雅（２４）、ＧＫ伊藤優人（２９）両選手の契約満了に伴う退団を発表した。

　高見選手は駒大苫小牧高、東洋大を経て２０１４年に日本製紙クレインズに入団。日本製紙時代から、俊足技巧派ＦＷとして活躍。ひがし北海道では若手、ベテランを問わず、誰とセットを組んでも得点源となる中軸を担った。「たくさんの関係者のサポート、クレインズファンの応援のおかげでここまでアイスホッケーを続けることができました。７年間本当にありがとうございました」とコメントした。なお、引退記者会見は本人の希望で行わない。

　入倉選手は駒大苫小牧高から高卒新人で１５年に日本製紙クレインズ入り。パススキルに秀でたセンターＦＷで、近年、著しい成長を見せる期待の若手。１９年８月３１日にひがし北海道クレインズのファーストゴールを決め、２０年１２月の全日本選手権では最優秀選手に輝いた。他チームへの移籍を希望している。「素晴らしいチームメートとともに熱いファンの前でプレーできたことをうれしく思います。本当にありがとうございました」と話した。

　伊藤選手は白樺学園高、明大、東北フリーブレイズ、釧路厚生社でプレーし２０年、ひがし北海道クレインズに入団した。セカンドＧＫとして、チームの縁の下の力持ちとして奮闘。出場時には俊敏なフットワークで自陣を守った。「１年間という短い期間でしたが、全日本選手権優勝という経験ができたことをうれしく思います。本当にありがとうございました」と語った。