北洋大と台湾・国立高雄大 名称変更後初の交流協定、交換留学や共同研究で
苫小牧市錦西町の北洋大学(奥村訓代学長)が、台湾の国立高雄大学(陳月端学長)と国際交流協定を結んだ。4月に苫小牧駒沢大学から北洋大学に名称が変わってから、海外の大学と協定を結ぶのは初めて。

台湾の国立高雄大学との協定書を手にする(右から)北洋大のロナルド特任教授、藤田課長と奥村学長
協定は学生の交換留学、教員・スタッフの交流や交換、共同研究が主な内容。双方の大学から3人の交換留学を可能にした。4月以降、オンラインで打ち合わせを重ね、同月30日付で締結。18日、奥村学長が準備に携わった国際交流課の藤田香里課長、留学生・国際交流委員会委員長のロナルド・キブラー特任教授と共に発表した。
2000年に創設された高雄大学は台湾の有名国立大学の一つで、ベトナム語、中国語といった語学、教育学などを学べる。奥村学長は「科目の専門性を重視した。台湾と北海道は気候や文化も全然違うので、それぞれの学生が違った環境を体験してほしい」と話す。
北洋大は6月上旬までに、韓国の韓瑞(ハンソー)大や翰林(ハンリン)大、夏までをめどにインドネシアやベトナム、ロシアの大学とも協定を結ぶ計画。4年間の学生生活の中で一度は海外の大学に留学できる機会をつくりたい考えで、計10~15校の協定校確保を目指す。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、テレビ会議システムを利用した学生同士の交流、共同授業も模索中という。
関連記事
鈴木亜由子選手が一日警察署長
鈴木亜由子選手は24日、豊橋署の一日警察署長となり、豊橋市中野町の「豊橋南郵便局」で高齢者に特殊詐欺の手口や対策を指導した。 委嘱式で竹村賢二署長から委嘱状が渡され、敬礼ポーズをとった。「...
シェルター収容は800人に 新総合体育館 対象は誘導の行政職員など 市議..
開会中の市議会(平良敏夫議長)3月定例会は24日、一般質問5日目が行われた。このうち上里樹氏は、新総合体育館の地下に整備を進める特定臨時避難施設(シェルター)について質問。市はこれまで4500人の...
能代市二ツ井町のさとうボデー、第三者に事業承継 商工会などが全面支援
能代市二ツ井町下野の自動車板金・塗装・修理を手掛ける「さとうボデー」(佐藤正人代表)が、第三者に事業を継承することになった。経営者の高齢化による後継者不足が大きな課題となる地域にあって親族、...