カヌーをこぐ子どもたち（小野湖で）

　小野小（菊池直樹校長）の３～６年生１４人は１９日、近くの小野湖でカヌー体験を行った。毎年恒例の授業で、児童は慣れた手つきでパドルを動かしながら、すいすいとカヌーをこいだ。 　 　同校は総合的な学習の時間を「小野科」とし、地域の自然を生かした授業を実施している。昨年同時期は新型コロナの影響で中止にしたため、初夏の穏やかな風を受けながらの操船は２年ぶりになった。 　 　３、４年生９人は、小野湖内水面漁業協力委員会（平川信博会長）の会員からこぎ方などの説明を受けると、ライフジャケットを着て１人ずつカヌーに乗り込んだ。入り江を出発し、水面を約１キロ移動。方向転換や後ろ向きに進む動作も難なくこなしていた。児童同士でパドルを引き寄せ、全員が横並びになり、教員や保護者に向かって手を振った。