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釧路新聞社

エトピリカ基金、写真読本刊行【霧多布】

ラッコA子の誕生から独り立ちまでをまとめた新書を手にする片岡理事長

 NPO法人エトピリカ基金の片岡義廣理事長(72)が、写真読本「ラッコ 霧多布で生まれたA子の物語」(A5判、オールカラー76㌻)を刊行した。霧多布沿岸に生息するラッコの親子の半年間を追った記録。片岡理事長は「厳しい自然環境の中、子供が育つのは大変なこと。かわいいだけではない野生の生態を知ってほしい」と話している。

 同基金は2010年設立。エトピリカなど海鳥や海洋生物の調査研究と保護、普及啓発活動などを続けている。同基金ではこれまで、助成金を活用し海鳥やラッコに関する2冊の書籍を発行。非売品で活動費に充てられなかったことから、今回はクラウドファンディングを活用した。募集期間は今年3月10日~4月28日までの48日間で、当初の目標額は制作費の80万円に設定したところ、1晩で達成。期限までに国内外から301万円の支援が寄せられた。

 新書は20年4月、湯沸岬(霧多布岬)沖に生息する雌Aから生まれた雌のA子が、同年10月に親別れするまでの約6カ月を100枚余りの写真で紹介。巻末には観察の注意点とガイドラインを載せている。

 同岬では雌AとBが18年から20年までに6頭の子供を生んでいるが、親別れまで確認できたのは2頭。A子は雌Aにとっては3頭目の子供で、待望の雌が誕生した。同書では、母のおなかの上で乳を飲んだりホッキやカニなどの餌をもらったりするA子や、雌A、Bの2組の親子が一緒に波に揺られる珍しいショットなど愛らしい表情の写真が満載。一方で若い雄にからまれた雌Aが雌Bと協力しA子を守る様子や、親別れの日にA子が大きな鳴き声で母を探す様子など貴重な瞬間を捉えた写真も掲載している。

 ラッコは独り立ちするまでの生存率が25%程度といわれる。雌Aは先月、4頭目の子供を連れていることが確認された。片岡理事長は「雌Aは子育てが上手。安定した繁殖地になるためには雌の定住が重要になる。A子も今後、子供を生み霧多布に居続けてほしい」と期待を込める。同岬では、ラッコの観察や撮影で来訪する人が増加。片岡理事長は「観察ルールを守り、ラッコを驚かさないよう静かに見守ってほしい」と呼び掛けている。

 同書は1000部製作し、価格は1540円。全国大手書店やコーチャンフォー釧路店で17日以降、店頭に並ぶほか、同基金ではネット販売を予定している。問い合わせは同基金Eメールetopirika@mpd.boglobe.ne.jp へ。

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