ヒメタツナミソウ開花 喜界島の固有植物
小さな花を咲かせているヒメタツナミソウ=10日、鹿児島県喜界島百之台付近
鹿児島県喜界島の固有植物「ヒメタツナミソウ」が開花期を迎えている。シソ科の多年草。葉の長さは5~9ミリで、花は白色または淡紫色。5~6月にかけて、房状に小さな花を咲かせる。
ヒメタツナミソウは町の天然記念物で、滝川や城久、百之台などに自生している。2020年には種の保存法による国内希少野生動植物にも指定され、採取が禁止されている。
喜界町埋蔵文化財センターでは、ヒメタツナミソウ保護のため19年から観察を続け各種データを収集している。同センターの担当職員は「繊細な部分もあるが、力強い生命力を持った植物。小さくて目立たないが、喜界島唯一の固有種なので、島の人にも知ってもらい、大切にしてほしい」と話していた。
関連記事
南部梅林が開園 見頃は2月中旬から
「一目百万、香り十里」とうたう、和歌山県みなべ町晩稲の南部梅林が25日に開園した。梅林公園の観賞用品種は数輪咲いているが、梅林全体はまだつぼみの状態。開花は例年よりやや遅めで、運営する「梅の里...
雪景色の露天風呂「心地よい」 鹿追・然別湖「コタン」開幕
銀世界が広がる氷結した湖上にイグルーが立ち並ぶ「しかりべつ湖コタン」(実行委主催)が25日、鹿追町の然別湖で開幕した。国内外の観光客が訪れ、雪や氷を生かしたアトラクションに笑顔を見せた。 ...
庄内浜「ボラ」のブランド化を 希少価値の「からすみ」に 「日本酒のつまみに..
鶴岡市立加茂水族館・魚匠ダイニング沖海月は庄内浜で取れる「ボラ」のブランド化を目指している。卵巣で「からすみ」を仕上げ鶴岡市のふるさと納税返礼品のラインナップに加えた。「日本酒のつまみに最高」と...
つくる喜び味わう 伝統の黒糖作り 和泊町・大城小
鹿児島県和泊町の大城小学校(根釜恵理子校長、児童30人)で23日、伝統の黒糖作り体験学習があった。5、6年生9人を中心に全校児童が参加し、先人の苦労や自分たちで作る喜びを味わった。 同校...