東京オリパラ事前キャンプ NZトライアスロンチーム応援 (ホストタウン酒田市) 7月5日から22日まで受け入れ
東京2020五輪・パラリンピックで、ニュージーランドトライアスロンチームのホストタウンに登録されている酒田市は、事前キャンプとして選手・コーチたちを7月5日(月)から同22日(木)まで受け入れる方針を明らかにした。市内のホテルに滞在しながら、選手たちは本番に向けて最終調整を図る他、市民、特に児童・生徒たちと交流を深める予定。

選手たちを鼓舞しようと酒田光陵高の生徒有志が制作した映像の一部
事前キャンプとして受け入れるのは選手6人(男女各3人)とコーチ3人、理学療法士の計10人。スイムの練習には市光ケ丘プールを利用、一般利用者との接触を防ぐため早朝に行う。バイクとランは公道でトレーニング。新型コロナ感染症対策として全員がワクチン接種後に入国し毎日、PCR検査を受ける。さらに宿泊施設と練習場所以外の外出は原則禁止とし、受け入れに関わる市スタッフ、練習会場・宿泊施設の関係者も定期的に検査を受けるという。
市交流観光課によると、キャンプ期間中、選手たちは市内の小・中学生とオンラインで交流。また、希望する小・中学校の間で寄せ書き用フラッグを回し、応援メッセージを書いてもらい、選手に寄贈する。選手たちは7月22日(木)に選手村へ移動。競技は男子が同26日(月)、女子が同27日(火)。31日(土)には混合リレーもある。市は、市中町にぎわい健康プラザ(中町二丁目)でパブリックビューイングを行い、東京で頑張る選手たちを市民を挙げて応援する。
酒田市は2016年12月、東京2020五輪・パラリンピックに向け内閣府が提唱したホストタウンに、NZを相手国(競技・トライアスロン)として登録。17年からNZの若手トライアスロン選手を、同市のみなと酒田トライアスロン(おしんレース)に招待、18年からは国内で転戦するための経費を助成する奨学金制度を設け、若手の育成を支援。また、17年8月には市内の37団体で市ホストタウン推進協議会を設立。同10月にはニュージーランド・トライアスロン協会(TRINZ)の強化部長らを招き、関連施設を視察してもらうなど、支援体制の強化や交流を図ってきた。19年8月に事前キャンプに関してTRINZと協定書を交わした。
以降もニュージーランド研究所を併設する東北公益文科大学(酒田市)の学生が、県立酒田光陵高校でNZに関する授業を開催したり、同校の生徒有志が応援メッセージ映像を制作するなど、その輪は本番に向けて広がっている。
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