天然記念物の保護を 八重農生 於茂登岳で啓発活動

啓発チラシを手に天然記念物・保全種の保護を呼び掛ける八重農生=9日午後、於茂登岳登山道
八重山農林高校自然アッチャークラブ同好会の生徒7人が9日午後、於茂登岳登山道入り口などで天然記念物や保全種の保護を求める石垣市の活動に協力、チラシを配った。
市は絶滅危惧種の「アサヒナキマダラセセリ」の繁殖時期に合わせ、1日から於茂登岳でパトロールや啓発活動を行っている。於茂登岳の一部に同校の土地があることから自然環境保全の意識を養おうと同会顧問の藤本治彦教諭が生徒と話し合ってボランティアで協力することになった。
参加した3年の伊礼郁さん(17)は「天然記念物について間近で見て学べた。この機会にどんな生物が生息しているのかなどを知れたのでよかった。乱獲などがなくなってほしい」と述べた。
生徒らは於茂登岳登山道入り口での活動を終えたあと、嵩田林道・農道、親水公園を巡回した。
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