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「10分でわかる山陽小野田市の歴史」展示会を開催 歴史民俗資料館【山陽小野田】

本山支線を走っていた電車クモハ42形のヘッドマークも飾られた展示会(市歴史民俗資料館で)

 「10分でわかる山陽小野田市の歴史」展示会が市歴史民俗資料館2階で開かれている。海の干拓で広がった町や、かつて窯業で栄えた歴史を分かりやすく伝えている。6月8日まで。 市内に引っ越してきた人に歴史を知ってもらおうと毎年、年度初めに開催。住民にも自分の生まれた町、長く住んでいる町のことを改めて確かめてもらう機会になっている。    入り口には人口の推移、気象の基本情報がパネル展示されている。2011年の人口は6万6157人だったが、10年間で6万1496人(21年1月末現在)と5000人近く減少したことが分かる。    会場は▽古墳時代▽硫酸瓶の歴史▽開作のまち▽厚狭毛利家▽近代産業のまち▽市ゆかりの人物▽小野田線▽ふるさと文化遺産-の8コーナーに分けて紹介パネルや本物の硫酸瓶、皿山のすり鉢が並べられている。    高泊開作は現在の市街地が広がる高泊、小野田、高千帆地区など有帆川以北の約400㌶の干拓地。田を広げて財政を安定させようと、萩藩が1668年に完成させた。開作への潮止めの排水用樋門として作られた「浜五挺唐樋」は国の史跡に指定されている。    近代産業コーナーでは1889年に硫酸会社が設立され硫酸瓶などの製陶業が盛んになったことや「旦の登り窯」が往時をしのばせる唯一残された窯であることを紹介。国内初の民間セメント会社が設立された町で、「徳利窯」の通称で親しまれる「旧小野田セメント製造会社竪窯」が国の重要文化財に指定されていることにも触れている。    市ゆかりの人物として明治維新期に奔走した長州藩士前原一誠、やりの名手として知られた長州藩士來島又兵衛、県内初の女子教育機関船木女児小学(現厚狭高)を設立した毛利勅子、埴生出身で外交官として活躍した青木周蔵を紹介している。    若山さやか館長は「古里を知る機会にしてほしい。全国からやって来た山口東京理科大の学生さんにも来場してほしい」と呼び掛けている。    入館無料。時間は午前9時~午後4時半。正午~午後1時は消毒作業のため入館できない。月曜日は休館。

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