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「自分の天職」作文コンに

専門教育高校生作文「全国一」の賞状を手にする富永さん=東愛知新聞社で

 豊丘高校生活文化科3年の富永瑞希さん(18)が今夏、保育士になって特技のピアノを生かしたい-とつづった作品を今年度「専門高校生徒の作文コンクール」(産業教育振興中央会・経済同友会共催)へ応募し、見事最優秀賞に輝いた。ベートベンやショパンの曲を弾くのが好きで、豊橋初の幕内力士だった山分親方(武雄山)の姪に当たる富永さん。叔父と同じく押しの一手(?)で、明るい未来を拓いていく。  『スキルアップの実践から切り開いた未来』と題を付けたこの作文は、専門教育学科の生徒を対象にする同コンクールで、応募356点の中から第1席に選ばれた。中学時のばく然とした“保育士になりたい”という思いが、生活文化科のカリキュラムを通し「自分の天職だ」と確信に至るまで、心の動きなど記した内容。特に児童発達支援センター(豊橋あゆみ学園)で実習した時の記述は、「障害を背負いながらも必死で生きている光景が広がり、緊迫感が重くのしかかってきました」などと克明に描写。その重苦しい状況を救ったのは、ピアノの演奏だった。  「フロアで先生がピアノを弾きながら歌い始めると、一瞬にして子ども達の行動や表情に大きな変化がありました。言葉を発することのできない子ども達がリズムに乗って体を揺らしたり、満面の笑顔で音にならない手拍子の動作を繰り返したり」と記した富永さん。この経験を機に、保育現場でも音楽療育のウエイトが高いことが分かり、自分の目指す保育士像が具体的なものになったという。  東愛知新聞社を訪れた富永さんは、来春、音楽療法士資格が取れる愛知文教女子短大(稲沢市)に推薦入学することを明かした。「障害を持つ子らの可能性を引き出すような保育がしたい」。明るく純粋な夢を語っていた。

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