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双葉町にホテル完成 復興支援 福島に縁・清信社長 アルムシステム

 十勝管内を中心にホテルや高齢者向けマンション事業などを展開するアルムシステム(帯広市、清信祐司社長)が、福島県双葉町内に建設を進めてきた「ビジネスホテルARM双葉」が完成した。福島に縁のある清信社長が、東日本大震災・原発事故で大きな被害を受けた同町内への長期的支援につながればと決断した。5月1日から営業を開始する。

完成したホテルを前に記念撮影する(左から)伊澤町長と清信社長(アルムシステム提供)

 清信社長は祖父と父が双葉町に近い南相馬市出身で、ビジネス上で提携する業者もいる関係で何度も往来、震災直後も県内を訪れていた。

 建設場所は避難指示解除地域・中野地区復興産業拠点として町が企業誘致を進めている一角(双葉町大字中野字堂ノ前31)。町内では初のホテル。中核施設・町産業交流センターの隣で、木造2階建ての3棟・延べ床面積2469平方メートル。134室整備。昨年2月に町と企業立地協定を締結。同10月に着工し、今年4月上旬に完成した。事業費は約5億円。

 現地で28日に内覧会が行われ、清信社長や伊澤史朗双葉町長ら約20人が参加。清信社長によると、ゴールデンウイーク中は、一時帰還者とみられる人らの宿泊予約が複数件入っている。食事には地元食材も使用していく考えで、年内までに稼働率を50%にまで上げ、年間1億2000万円の売り上げを目指す。

 清信社長は5月2日まで現地に滞在し、企業などを回る予定で、「住民ほぼゼロの中で不安もあるが、行政などからの期待もひしひしと感じる。町が発展しなければホテルの運営も厳しいことから、今後もまちづくりを支援していく」とした。問い合わせは同ホテル(0240・23・6040)へ。

完成したホテルの外観(アルムシステム提供)

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