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ヤマネコ輪禍再び 雄の成獣が事故死 無事故496日でストップ

交通事故で死んだイリオモテヤマネコ。無事故日数は496日で途切れた=21日夜、西表島浦内橋と干立集落の間(環境省西表野生生物保護センター提供)

死体発見現場位置図

出没多発地点

 【西表】国指定特別天然記念物イリオモテヤマネコの交通事故が21日、浦内橋と干立集落間の県道215号線で発生、雄の成獣1匹が死んだ。ヤマネコの交通事故は2019年12月11日以降、496日間起きていなかったが、無事故日数の記録が途切れた。個体は全長88㌢、体重4・3㌔。同日午後8時56分ごろに発見者の地元住民から連絡を受けた環境省西表自然保護官事務所の職員が現場で死んでいるのを確認した。ヤマネコの交通事故は記録が残っている1978年以降、今回で93件目。うち85匹が死んでいる。

 同事務所によると、ヤマネコは海側の車道中央よりに横たわり、死体の回収時には体温がわずかに残っている状態だった。同事務所は事故から数時間で発見されたとみている。

 死んだ個体は、2016年ごろから環境省の調査で頻繁に確認されており、定住個体の可能性がある。

 回収後は西表野生生物保護センターで計測、1次検査等を行った。専門家による詳しい死因究明のため、病理や寄生虫検査が必要。今後、鹿児島大学共同獣医学部に移す予定。

 島の北側に位置する浦内橋から干立集落まで約2㌔の県道は、直線で見通しがよい。周辺に林道などもあり、ヤマネコの目撃情報も多く事故が起きやすい地点で、輪禍は2014年以降、今回で5件目。

 ヤマネコは、春から夏にかけて子育ての時期に入る。同事務所は、母ネコが活発に動き回るようになり、成長した子ネコも車や人を恐れず道路に飛び出してくることもあるとして、注意を促した。

 傷病や死んだヤマネコを発見したときはヤマネコ緊急ダイヤル(85―5581)への連絡を呼び掛ける。

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