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芽室100%ワイン実現 町産原料を初自家醸造 めむろワイナリー

 めむろワイナリー(尾藤光一代表)は22日、芽室産ブドウを使った2020年産の新作ワイン「AVVERARE(アヴェラーレ) かなえる」を発表した。昨年建設したワイナリーで醸造した初めてのワインで、“芽室100%”のワインが実現した。23日午前11時から、クラウドファンディング(CF)で先行販売している。

新作ワインを発表しためむろワイナリーの(左から)廣瀬さん、尾藤代表、長岡淳一取締役

 めむろワイナリーは、ワイン用のブドウを生産する町内農家による株式会社。19年と20年は芽室産ブドウを使い、池田町ブドウ・ブドウ酒研究所に醸造や瓶詰めを委託してワインを販売した。20年6月に芽室町内の新嵐山スカイパーク運動広場内にワイナリーを建設し、自社醸造を始めた。

 今回は5軒の農家がブドウを入荷。新作ワインは「山幸」と「清舞」、清見を使った「ロゼ」の3種で、「山幸」と「清舞」はそれぞれ4軒ずつの農家ごとに仕込む樽(たる)を分けて瓶詰めした“畑ごとのワイン”となっている。醸造責任者の廣瀬秀司さんは「欧州では国や村が違えば味も違う。町内でも(農家が)それぞれ何キロも離れている。一つに混ぜるより、それぞれのキャラクターとしてボトルにした」と話す。

 AVVERAREはイタリア語で「かなえる、実現する」の意味。めむろワイナリーの“芽室町100%のワインをつくる”という念願がかなったことから名付けられた。

 ワインの販売は23日から5月30日まで、CFサイト「Makuake(マクアケ)」で始まる。新作3種と、昨年発表した「大地の序章」を1年間樽で熟成したものを販売。「山幸」の飲み比べや、「山幸」と「清舞」のセットなど13パターンの組み合わせを用意した。価格は7500~4万円で、オリジナルグッズが付くものもある。一般販売は7月15日からの予定。

 尾藤代表は「芽室でおいしいブドウとワインができると伝え続けることがわれわれの使命。今年も出来は素晴らしいと実感している」と話した。

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