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山地部にも調査拡大 環境省3カ年計画で個体数把握へ イリオモテヤマネコ

環境省が2020年度から3カ年計画でイリオモテヤマネコの個体数調査を行っている(村田行さん撮影)

 環境省西表自然保護官事務所は2020年度から3カ年計画で西表島内のイリオモテヤマネコ個体数調査を行っている。これまでは水田などがある低地部でヤマネコの生息の割合が高いと考えられてきたが、島全体の個体数を把握するため山地部にも調査を広げる。

 ヤマネコの生息状況は2005~07年度に第4次総合調査を実施。推定個体数は100~109頭と、減少傾向にあることが公表された。

 今回、前回調査から10年以上が経過したことなどを踏まえ、現状把握を目的に実施している。

 調査方法は、島全体を263カ所の網目状(メッシュ)に分割。山地部141カ所、低地部122カ所の各所に自動撮影カメラを設置して個体の識別を行い、頭数をカウントしていく。

 同所によると、水田などがある低地部は人間の生活圏と距離が近いため、交通事故などの外圧要因を受けやすく個体数の増減に影響が出やすいという。一方、山地部は外圧要因が小さく増減への影響も少ないとされている。

 環境省西表自然保護官事務所の田中詩織希少種保護増殖等専門員は「イリオモテヤマネコを保護する上で、どういう状況にあるか把握が必要になる。今後もトレンドを追いながら効果的な保全活動を進めていきたい」と話している。

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