春の「御頭祭」五穀豊穣祈る 諏訪大社上社

中道、槻木の氏子に大切に担がれ、諏訪大社上社前宮の十間廊に向かう御霊代を乗せたみこし
諏訪地方の春の農耕開始期に五穀豊穣を祈る諏訪大社上社第一の例大祭「御頭祭(酉の祭)」が15日、御霊代を諏訪市神宮寺の本宮から茅野市安国寺の前宮に移して行われた。前宮の十間廊で神前に鹿の頭部(剥製)をささげ、北島和孝宮司が祝詞をあげた。
御霊代を乗せたみこしは茅野市泉野の中道、槻木両区の氏子に担がれ、本宮から前宮に運ばれた後、上段の間に安置された。みこしを担ぐ氏子たちは黄色の衣装に身を包み、奉仕に誇りを感じながら本宮、前宮間約1.5キロを往復した。
御霊代の前後は神職、御頭郷地区の上諏訪・四賀・豊田の大総代や区役員、諏訪大社大総代らが連なった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に続き、人数を絞り、規模も縮小して実施した。
みこしを担いだ伊東敦彦さん(65)=中道=は「ご奉仕できることに感謝の気持ちを持って参加できた」と話していた。
関連記事
断水、崩土…各地で被害 2日の大雨で和歌山県南部
梅雨前線の影響で和歌山県内は2日、大雨に見舞われ、各地で被害が発生した。田辺市上秋津では全域の1280戸で断水。みなべ町では民家裏の梅畑が崩れた。通行止めになった道路があったほか、交通機関には...
101歳の編田さん 町民スポーツ賞 道マスターズ選手権2種目で優勝 安平
安平町早来大町在住の編田久乃さん(101)が、町から町民スポーツ賞を受けた。昨年の北海道マスターズ陸上競技選手権大会の「100~104歳クラス」において、2種目で優勝を果たした栄誉をたたえたもので...
朝市活況、鮮魚ずらり 県漁協宇部岬支店【宇部】
魚食普及へ新企画、タイやチヌ割安販売 捕れたての鮮魚を召し上がれと、県漁協宇部岬支店青壮年部(上村謙太部長)の朝市が3日、同支店前で開かれた。マダイやコウイカ、ブトエビなどが割安で販売され、...
遠隔診療と地域交流実証実験 酒田市が山大、公益大、NTT東日本と協定 活性..
酒田市は2日、山形大学(山形市、玉手英利学長)、東北公益文科大学(酒田市、神田直弥学長)、NTT東日本(本社・東京都、澁谷直樹社長)と「庄内地域における遠隔診療と地域コミュニティ形成に関する実証実...