動物園25日から遊具の運用を開始【釧路】

大型遊具の運用開始に向け行われた法定検査
釧路市動物園(中村昌克園長)は25日から、園内に設置している大型遊具の運用を開始する。例年、運行初日に行っていた遊具の無料開放は昨年に続き中止。新型コロナウイルス感染症予防を踏まえたもので、同園では理解を求めている。
利用開始に当たり、大観覧車やティーカップ、サイクルモノレールなどは通常通りの稼働を予定しているが、巨大バルーンの中で子供たちが遊ぶ「パノラマラビットくん」は運用を見合わせる。
昨年も同時期に大型遊具の運用開始を予定していたが、緊急事態宣言の発出などにより、市は大型連休を含む4月18日~5月6日の19日間、主な公共施設の利用中止を決定。最も集客が期待できる時期に閉園となったことから、2020年度の入園者数は8万7153人と、前年度から3万3937人減少した。
このほかにも、コロナの影響でさまざまな園内イベントが縮小、中止となった一方、密にならない広大な敷地が注目されて修学旅行生などが増えたほか、チンパンジーやオタリアの赤ちゃんが生まれるなど明るい話題もあり、4~5月を除く月別の入園者数は例年並みだった。
大型遊具の運用開始後には、2年ぶりとなる「春の動物園まつり」(4月29日~5月5日)の開催を予定。スマートフォンなどのAR(拡張現実)機能を使った動物との記念撮影やヒツジの毛刈り公開、さまざまなワークショップを企画している。 同園の鈴木貴博ふれあい主幹は「今年度も楽しいイベントをたくさん用意していく。動物との触れ合いを楽しんでほしい」と来園を呼び掛けている。
関連記事
子ども食堂を全小学校区に 今後3年間で目指す
和歌山県は本年度から3年間で、県内全ての小学校区に「子ども食堂」の設置を目指す。岸本周平知事が知事選で公約に掲げていた施策。「どこにも子供食堂プラン」と位置付け、運営団体への補助費用4千万円を...
「父の日」にバラを 香川高華道部などが県産品PR【山口】
18日の「父の日」にバラを贈る習慣を広めようと、県花卉(かき)園芸推進協議会(星井榮仁会長)などは5日、村岡嗣政知事を表敬訪問した。宇部フロンティア大付属香川高華道部(松本莉央部長)の4人も...
穂別地区でサポート交通実証実験 住民有志が運行 むかわ
むかわ町は、穂別地区の住民の買い物や移動を助けるサポート交通の実証実験を行っている。住民有志がボランティアで高齢者らを自家用車に乗せ、目的地まで送迎する。今年度中に地域公共交通計画の策定を目指す町...
飛島 海洋ごみロボット搬送実験 車入れない遊歩道で活躍 一定の手応え 実装へ..
5月27日に酒田市飛島の荒崎海岸で行われた「飛島クリーンアップ作戦」の際、合同会社とびしま(同市飛島)、石井製作所(同市京田四丁目)などが開発を進める「海ごみロボット」による搬送実験が行われた。コン...