熊楠賞30年で記念誌 顕彰会が発行

南方熊楠賞第30回を記念した記録集。南方熊楠顕彰館で販売している(和歌山県田辺市中屋敷町で)
南方熊楠顕彰会は、昨年第30回を迎えた南方熊楠賞の歩みを記録した記念誌を発行した。千部作り、関係者のほか、全国の図書館や大学など研究機関に贈る。希望者には販売する。
熊楠賞は世界的な博物学者、南方熊楠(1867~1941)にちなみ、博物学や民俗学の優れた研究者に贈る。今年は前京都大学総長で、ゴリラ研究の第一人者として知られる山極寿一・京都大学名誉教授が選ばれた。
記念誌「あゆみ―南方熊楠賞第30回記念記録集」(B5判、172ページ)は、思想家・人類学者の中沢新一さんや人文学に新領域「災害社会史」を開拓した北原糸子さんら第21~30回の受賞者の略歴や受賞記念講演の記録などを収録している。20回までの記録は2011年に発行した記念誌に収録している。
記念誌は南方熊楠顕彰館(和歌山県田辺市中屋敷町)で販売している。1部2千円。問い合わせは同館(0739・26・9909)へ。
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