厚真は火打ち石発火方式で 東京パラ聖火リレー採火 1000年前の道内最古の技法
東京パラリンピックの採火について、道内は8月12日から24市町村で採火し、16日に道庁赤れんが庁舎前庭で一つに集火し、東京へ向け出立する。東胆振は1市4町すべてで採火を予定しており、厚真町では14日に軽舞遺跡調査整理事務所(旧軽舞小学校)で式典が行われる。町は遺跡発掘調査で明らかになった「火打ち石発火技法」と呼ばれる約1000年前の道内最古の技法でランタンに採火する内容を計画中。関係者は先人の技術を使って「厚真らしさをアピールしたい」と考えている。

デモンストレーションで火打ち石発火技法を披露する乾学芸員
町教育委員会によると、火打ち石は厚幌ダムの建設に伴い、2004年の上幌内モイ遺跡の発掘調査で見つかった。調べで擦文時代のものだったことが分かっており、「火打ち石はもともと本州から伝わった発火技術。人の行き来や交流を示す貴重な資料だ」として、同事務所で大切に保管してきた。
当日は地元で見つかっているメノウやチャートと呼ばれる種類の石を使って火をおこし、ランタンに納める計画。町の歩みをたどることができる資料などを展示する同事務所の見学も検討している。乾哲也学芸員は「貴重な出土品を紹介しながら、歴史についても知ったもらえたら」と話す。
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