事故防止へ啓発 春の交通安全運動始まる

車の運転者に啓発品を手渡すマエオカテツヤさん(中央)=6日、和歌山県田辺市新屋敷町で
春の全国交通安全運動が6日、始まった。15日までの期間中、和歌山県内各地で啓発活動などが実施される。田辺市では運動初日の朝、同市新屋敷町の市役所前で街頭啓発をした。
運動の重点は、子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全の確保▽自転車の安全利用の推進▽飲酒運転の根絶―など。
街頭啓発に先立ち、「交通事故をなくする田辺市民運動推進協議会」(会長・真砂充敏田辺市長)が決起集会をした。真砂市長は「子どもと高齢者の事故防止は大きな課題。交通事故のない、住みよいまちづくりのため精いっぱい努めていきたい」とあいさつ。岸谷孝行田辺署長は「事故を一件でも少なくできるよう交通取り締まりを展開し、飲酒運転の根絶などに向けた活動も続けていきたい」と述べた。
その後、特別ゲストとして和歌山市在住の漫画家マエオカテツヤさん(53)が登場。市職員や田辺署員、交通指導員らとともに、市役所前で啓発品を配った。
マエオカさんは取材に対し、「自分も20代の頃、交通事故に遭って大けがをした経験がある。事故の怖さや、ゆとりを持った安全運転の大切さを少しでも伝えていけたら」と話した。
県警によると、今年1~3月に県内であった人身事故は349件(前年同期比99件減)。死者は7人(同4人増)だった。
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