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長野日報社

長野県諏訪市の千鹿頭神社で例大祭 小学生が浦安の舞

浦安の舞を優雅に演じる地元の小学6年生4人=3日、夜

 諏訪市有賀区の千鹿頭神社で3、4日、例大祭があった。新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催。恒例の長持ちや笠踊り、木やりの披露を取りやめた一方、地元小学生による浦安の舞は実施。「伝統を絶やしたくない」という地元住民の熱意を発端に新小学5、6年生8人が優雅に舞い、地域の安寧を祈願した。

 浦安の舞は皇紀2600年奉祝会に合わせて1940年に作られ、全国各地で踊られている。同神社では戦後すぐに途絶えたが、1986年に復活。現在も毎年奉納しており、市内では珍しいという。例年、地元の新小学5、6年生が舞の練習に臨むが、昨年は例大祭をはじめ練習も中止。同神社宮司や小泉秀行区長(69)=北有賀=らは伝統の継承を危惧していたという。

 例大祭ではいつも新6年生だけが披露するが、今年は特別に新5年生も参加。学年ごとに4人ずつ舞台に立った。新6年生の4人にとっては3日の宵祭りが初のお披露目。昨年2月に練習を始めた後、コロナ禍で休止となり、今年2月に練習を再開していた。衣装をまとった4人は鈴の音を鳴らしたり扇をゆるやかに動かしたりして舞を演じ切った。

 指導役の小泉さんは「守るべき有賀の伝統をなんとか引き継げて良かった」と笑顔。同神社氏子総代会の小泉弘幸会長(60)=北有賀=は「子どもが地元に愛着を持つきっかけになると思う」とほっとした様子だった。

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