胆振東部地震被災地3町 記録誌を発刊
2018年9月に発生した胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真、安平、むかわの3町は、合同で地震による被害状況や概要、発災後の歩みを一冊にまとめた記録誌(B5判、全223ページ)を発刊した。各町内の図書施設に置くほか、各町のホームページで公開する予定。
発刊した記録誌
記念誌は、災害の記憶を風化させることなく、次世代に継承することを目的に作成。建物倒壊や土砂崩れといった地震による被害の概要を資料や写真、データでまとめたほか、自衛隊や北海道、道開発局、胆振東部消防組合消防本部、日本赤十字社など3町に支援で関わった人たちのインタビューを掲載する。
また、3町それぞれの発災から1年の歩みを、記録や復旧復興に携わった関係者のインタビューなどを通して紹介している。
記念誌はそれぞれ町内の図書館や学校に置くほか、発災から支援を受けた全道、全国の関係機関や自治体などにも配布する。総事業費は660万円。このうち330万円は道の補助金を活用し、3町で各110万円を計上した。
記録誌の作成に当たった担当者は「本記録誌が全国の防災、減災への取り組みの一助となれば」と話している。
関連記事
全国出場へ投票呼びかけ うまいもん甲子園 敗者復活戦で神島高
高校生が独自レシピの料理を競う「第13回ご当地!絶品うまいもん甲子園」の近畿エリア大会で敗れた神島高校(和歌山県田辺市文里2丁目)が、11月にある決勝(全国)大会出場を懸けた敗者復活戦で協力を...
王子サーモンがニジマス養殖 「北海道大雪サーモン」ブランド化へ 来月中旬か..
苫小牧市有明町の北海道工場で水産品を製造・販売する王子サーモン(東京)が、上川管内上川町でスモークサーモンなどの原料になる道産ニジマスの養殖を進め、10月中旬にも自社ブランド「北海道大雪サーモン」...
頑張れ高校球児 平田さん 庄内の高校野球部へボール計1000個超贈る
春季に開催され、庄内に球春到来を告げる「平田杯庄内高校野球大会」が2026年に創設100周年を迎える節目に合わせ、大会名誉会長の平田惇さん(84)=東京都府中市在住=が10、11日の両日、庄内各地の高校野球部...
十勝ワインの歴史を漫画に 池田の有志4人が特技生かし制作中
十勝ワインの歴史を多くの人に知ってもらおうと、池田町民有志が漫画の制作を進めている。それぞれの知識と特技を生かし、国内初の自治体ワイナリー誕生から飛躍までの軌跡を分かりやすく伝える。年度内に製本...