庄内観光物産館 精肉販売など「肉菜館」オープン
肉菜館のオープンを祝って関係者がテープカット
庄交コーポレーション(國井英夫社長)が運営する鶴岡市布目の庄内観光物産館ふるさと本舗に23日、新たに精肉販売などの「肉菜館(にくさいかん)」がオープンした。豚肉と牛肉の量り売りや加工品、メンチカツなど総菜販売のほか、地元産の野菜、生花の販売コーナーがあり、初日から大勢の買い物客が訪れ、にぎわいを見せた。
同物産館は県内の名産品や庄内浜など日本海の海の幸の販売、レストランなどを備え、年間100万人近くが立ち寄る庄内地域の観光拠点の一つ。庄内交通などが運行する高速バス発着の拠点にもなっている。来館者やバス利用者の伸びで駐車スペースが手狭となり、本年度に物産館西側に約1ヘクタールの用地を確保して敷地を拡張。この拡張部分に肉菜館を新設した。
肉菜館は木造平屋建て330平方メートルの広さ。「肉王国山形」を発信しようと、平田牧場(酒田市)と長南牛肉店(鶴岡市)の豚肉と牛肉の精肉を取り扱うほか、メンチカツやコロッケなども販売。本館で販売していた平田牧場のハム・ソーセージなど加工品も移して肉関連の販売を強化。本館の鮮魚販売「魚館」にも同日から、焼き魚コーナーを新設した。
オープンセレモニーで國井社長は「庄内観光物産館の来館は7割が地元以外の人。もっと地元の人たちから利用してもらおうと、肉菜館を新設した。ここには魚、肉、野菜、花など地元産のものが全てあるというコンセプトで売り込んでいきたい」とあいさつ。来賓代表で新田嘉七平田牧場社長は「庄内地域の拠点として、庄内の特産品が全国に広がることを祈念する」と期待を込めて祝辞を述べた。
関係者によるテープカットの後、午前9時にオープン。開店と同時に約200人が訪れ、量り売りの精肉コーナーには長い列ができた。
肉菜館は年中無休で午前9時―午後6時の営業。年間3億円の売り上げを目指す。来年1月3日(水)までオープン記念セールが展開される。
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