文部科学省「私立大学等改革総合支援事業」公益大が3タイプで選定 特色ある教育や地域貢献評価
さらに革新的な取り組み加速へ
東北公益文科大学(酒田市、神田直弥学長)は本年度、文部科学省「私立大学等改革総合支援事業」の全4タイプのうち3タイプで選定された。これまで展開してきた各種事業などが評価されたもので、3タイプ選定は北海道・東北地域では唯一。
文科省は本年度、仮想空間と現実空間の融合によって経済発展と社会的課題解決の両立を図る「ソサエティ5・0」の実現に向けた特色ある教育研究の推進や、地域社会への貢献など全学的・組織的に改革に取り組む私立大学を重点的に支援する同事業を展開。▽ソサエティ5・0の実現に向けた特色ある教育の展開(タイプ1、110校程度)▽特色ある高度な研究の展開(タイプ2、50校程度)▽地域社会への貢献(タイプ3、165校程度)▽社会実装の推進(タイプ4、95校程度)―を広く公募した。
これまでの成果・実績を考慮し審査の結果、公益大は1、2、3の3タイプで選定を受けた。特別補助交付金としてタイプ1、3は1000万円程度、タイプ2は2000万円程度を受け今後、革新的な取り組みを加速させる。公益大によると、全タイプ選定は7大学、3タイプは公益大を含め19大学という。
29日に会見した神田学長は、特にタイプ1の選定に関し「公益大では新年度以降、2つの専門を学ぶ『ダブルメジャー制』、大量のデータを分析する力を養う『データサイエンス』を取り入れる。ダブルメジャー制では文理融合などを進め、これまでにない新しい解決策を見いだすことのできる、社会に貢献できる人材を育成したい」と話した。

選定を受けて会見する神田学長(右)。左は三木潤一学部長・教授
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