道の駅ランキング、11年連続1位【厚岸】

食事部門で11年連覇を達成した厚岸グルメパーク
道の駅「厚岸グルメパーク」(厚岸味覚ターミナル・コンキリエ)が旅行雑誌「北海道じゃらん」4月号の道の駅ランキング2021「レストランなどの食事メニュー」部門で89・9点を獲得し、11年連続1位の快挙を遂げた。昨年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休館期間があったものの、特産のカキを使ったメニューやカフェのリニューアルなどで根強い人気を博し、1位を守り抜いた。
道内の道の駅は現在128カ所。同ランキングは、同誌が毎年行っている「道の駅満足度アンケート」によるもので、食事や土産品、接客・サービス、清潔感、観光や道路の情報提供、トイレなど9部門で得点を集計。今回は2278件の回答が寄せられ、同館は総合満足度は14位だった。
昨年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月上旬と4月中旬から5月下旬にかけて発表された国や道の緊急事態宣言に伴い、同館も休館を余儀なくされた。宣言解除後も外国人客や道外団体客らの客足は戻らず、4~6月の団体客はゼロ。個人客も4月が前年比70%減、5月は同96%減と大打撃を受けた。一方で10、11月は国の「Go To キャンペーン」などが功を奏し、団体客は前年の1・2~1・4倍、10~12月は個人客も合わせて過去最高の入館者数を記録。テレビCM効果や日帰り圏内の個人客の増加などで売り上げも回復傾向にあるが、20年度の売上額は前年度比25%減を見込んでいる。
厳しい状況下、同館は昨年、1階カフェをリニューアル。おやきなどの新商品発売、レストランやテークアウトメニューを強化し、リピーターも飽きさせない工夫を凝らしている。加藤裕之支配人は「休業期間もあり厳しい中、V11達成は励みになる。常にわくわくする食を提供し続け、期待に応えたい」と話す。 同館ではV11記念メニュー「かきぶた卵飯」(1180円税込み)が登場。今年は2階炭焼炙屋の改修などを計画する。
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