芋焼酎「伊那八峰」シリーズ 伊那で試飲会

産地ごとの銘柄がそろう「伊那八峰」シリーズ。試飲した人たちは「まろやか」「香りがいい」と感想を話した
上伊那地方8市町村で栽培されたサツマイモを使い、産地ごとのオリジナル銘柄をそろえた芋焼酎ブランド「伊那八峰」の新酒試飲会が21日夜、伊那市狐島のJA上伊那本所で開かれた。2015年に仕込んだ「3年物」をベースに今年の原酒を加えた商品で、出来栄えは「最高」と、生産農家や酒販店などでつくる「伊那八峰の会」。地域のA・コープ店や酒販店で販売する。
遊休農地の解消と特産品づくりを目指し、06年に同会を結成して始動。デンプン含量が多い「黄金千貫」を8市町村で栽培する。今年は2・5ヘクタールに作付けし、10月に約38トンを収穫。秋の天候不順の影響で収量は目標(70トン)に届かなかったという。
喜久水酒造(飯田市)が醸造した。伊那市の「坐々無志」や駒ケ根市の「しまだ娘」といった地域産の芋を使った独自銘柄と、各銘柄を調合した「伊那八峰」などの13銘柄をそろえた。
試飲会には60人が参加。各銘柄を飲み比べ、「香りがいい」「まろやかな味」と高評価した。池上明会長(61)=飯島町=は「おいしい芋焼酎になった。伊那谷の名物になっていくよう、継続して事業を進めたい」とあいさつ。「あっさりタイプで、女性好みの芋焼酎」ともPRした。
900ミリリットル瓶で、価格は各市町村の独自銘柄が1100円(税別)、「伊那八峰」が980円(税込み)。年間販売目標は1万本に設定している。取り扱い店に関する問い合わせは、県酒類販売伊那支店(電話0265・72・2138)へ。
関連記事
とかちむらに月替わりラーメン店 管外の人気店招く
ばんえい記念(BG1、16日)に合わせたイベントの始まる14日、帯広競馬場内の観光交流複合施設とかちむらに、管外の人気ラーメン店が月替わりで出店営業する「とかち麺ビレッジ」(堀田翔午オーナー)が...
待望10年 第1弾 池田・山幸ブランデー 13日から全国展開
池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(南邦治所長)は13日、十勝ブランデー60周年記念商品「山幸ブランデー原酒 AGED8YEARS」を全国発売する。2015年にブランデー造りを再開してから記念すべき第...
メヒカリの魚醤使ったご当地ポテチ 「ラリー三河湾」イベント会場で披露
蒲郡市の飲食店経営「笹やグループ」や市観光協会などでつくる「深海魚スナック新商品開発プロジェクトチーム」は1~2日、「ラリー三河湾」のイベント会場となった同市海陽町のフェスティバルマーケットで、...
豊橋で「福祉の店」始まる 事業所利用者の手作り品を展示販売
「第43回障害者作品即売会 福祉の店」(愛知県セルプセンター主催、東三河社会就労センター協議会共催)の豊橋会場が27日、豊橋市野依町の「イオン豊橋南店」1階特設会場で始まった。3月5日まで。 ...