考案したメニューを調理するメンバー（２０日）

　町内の中高生によるジュニアリーダー組織「翼」が２５、２６の両日、役場庁舎で弁当を対面販売する。対外的な自主事業としては初となり、メンバーは意気込みを新たにしている。

　この組織は昨年１０月、町教育委員会が昨年度主催した友好都市中学生交流事業で大阪府枚方市を訪問した別海高校１年生７人を中心に結成した。現在は中学３年生と高校１年生の９人が所属している。 　青少年を地域で育てリーダーとしての自覚や愛郷心につなげることを目指す「子ども会育成連絡協議会」（事務局町教委）の後援で初年度は研修会などに参加し経験を積んできた。

　自分たちでアイデアを出して企画した「中高生つながり創造事業」の第１弾は、弁当作りに決めた。２月から約１カ月かけて町の乳製品を使った２種類の弁当レシピを考案した。町内の飲食店ジーコハウスなどの協力で広報紙を作り、２０日には西公民館で５品を実際に調理した。

　リーダーの佐藤小（こ）桜（はる）さん（１６）は「弁当を販売するために気を付けることがたくさんあった。誰もが喜んで食べられるメニューにできた」と話していた。両日とも注文の予約は締め切っており、当日飛び入りでの購入はできない。