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荘内日報社

庄内沖の冬の新たな食材 トラフグ漁始まる

今シーズン3回目となる漁で「まあまあ」という釣果。活魚出荷するため中間育成施設へトラフグを運ぶ五十嵐さん=21日夕、鶴岡市由良

 冬の新たな食材として注目されている庄内沖の天然トラフグ漁が始まり、16日ぶりの出漁となった21日は身の締まった3キロ物などが揚がった。

 庄内浜産の天然トラフグは10年ほど前から、冬場のはえ縄漁の新たな魚種として漁獲量が増加。県でも栽培漁業として2007年から放流を始め、生産額も2000万円ほどに拡大。マフグがキロ当たり1500円前後で取引されるのに対し、主に東京・築地市場に出荷され、キロ当たり1万円前後の高値取引されている。

 県では昨年から地元であまり食習慣のない天然トラフグを新たな観光資源にしようとPR。来年3月まで展開中の食と祭りなどをオール庄内で盛り上げる「食の都庄内 三寒四温」観光キャンペーンでも、冬の食材の一つとして飲食店などが参加したキャンペーンを展開している。

 久しぶりの青空が広がったこの日、県トラフグ研究会会長ではえ縄漁船「海生丸」船長の五十嵐健生(けんき)さん(43)=鶴岡市由良二丁目=は、今シーズン3回目となる漁に出漁。午前6時半ごろに出港し、由良沖約15キロで漁をスタート。身が締まっておいしいとされる3キロ物などトラフグ4匹、マフグ10匹ほどを釣り上げた。

 トラフグは漁船の水槽から取り出し、港近くの中間育成施設の水槽へ。活魚で築地などに出荷される。五十嵐さんは「以前よりぐんと知名度も上がり、トラフグについて聞かれることも増えた。地元でもっと食べてもらえれば」と話した。

 冬季のはえ縄漁はしけのため出漁できるのは月に数回。漁は来年2月ごろまでという。

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