全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

交流の伝統、受け継ぐ 高校ラグビー 大島・甲南高、龍野カップ

大島高と甲南高のラグビー部員が試合を通じて交流を深めた「龍野カップ」=14日、鹿児島市の県立サッカー・ラグビー場

 鹿児島県奄美市の県立大島高校と鹿児島市の県立甲南高校のラグビー部が毎年実施している交流試合「龍野カップ」が14日、鹿児島市の県立サッカー・ラグビー場であった。今年度は10回目の記念試合で、両校の部員は互いの技術を高め合いながら交流を深めた。

 龍野カップは、第二鹿児島中学校(現甲南高)の卒業生で大島中学校(現大島高)の第8代校長を務めた故龍野定一氏の功績を記念し、龍野氏の子息で元関東ラグビーフットボール協会会長の龍野和久氏が呼び掛け、2011年度にスタートした。

 当時、甲南高教頭だった現鹿児島市教育長の杉元羊一氏が、甲南高ラグビー部OBで大島高ラグビー部創部時の顧問だった縁もあり、県本土と奄美大島で交互に続けられている。

 今年度は当初、昨年5月に奄美大島で開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期。新型コロナの感染状況などを考慮した結果、県立高校の入学試験に伴う生徒たちの休み期間に合わせて開かれた。

 当日は汗ばむ陽気となり、部員はボールを追いながらフィールドを疾走。激戦の結果、大島高が24―5で勝利した。

 大島高ラグビー部は今年度で創部30周年を迎え、部活動としても節目の年。来賓として招かれた杉元氏は「創部時は他の運動部の練習場所を間借りするなど恵まれない状況だった。そうした中でも一生懸命部活動に取り組んだ先輩たちの志を受け継いでいることをうれしく思う」と述べ、同部の発展に期待した。

 大島高の常田悠将主将(2年)は「甲南高との縁を大切に、これからも龍野カップが続くことを願う。先輩たちの伝統をしっかり受け継ぎながら部活動に取り組みたい」と話した。

関連記事

「かみしほろ」3年ぶり1位 道の駅満足度総合ランキング

 旅行情報誌「北海道じゃらん4月号」(リクルート北海道じゃらん発行)の「2024年道の駅満足度総合ランキング」で、「道の駅かみしほろ」が3年ぶりに1位になった。運営する指定管理者の観光地域商社「k...

荘内日報社

先端研を核に教育研究活動 3者が6期目の連携協定締結

 学校法人慶應義塾と県、鶴岡市は27日、慶應大先端生命研究所(同市)を核とした研究教育活動プロジェクトを今後も共同で推進するための協定を締結した。期間は2024―28年の5年間。協定は今回で6期目。今期は、研...

宇部日報社

Aスクエア、4月1日に利用開始 まちづくりの拠点として期待【山陽小野田】

 山陽小野田市がLABV(官民協働開発事業体)プロジェクトの核事業として、中央2丁目の市商工センター跡地で建設を進めていた複合施設「Aスクエア」が完成し、4月1日から利用開始となる。公共施設と...

伝統の「送り節」で見送り 教職員との別れ惜しむ 宇検村田検

 ハレ おこれーこーれーおーこーれーよー はーまーしょうがーあでおーこーれー(送ろう 送ろう 浜まで送りましょう)。  鹿児島県宇検村田検集落で27日、春の人事異動で集落(シマ)を離れる教職員...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク