一票の重み理解、選挙出前講座【釧路】
模擬投票を行う生徒ら
釧路市選挙管理委員会は16日、釧路北陽高校(金山泰幸校長)で選挙啓発出前講座を開き、同校の2年生239人が模擬投票や講話を通じて一票の重みについて理解を深めた。
同選管では、若者に政治や選挙に関心を持ってもらおうと、教育現場での出前講座を行っており、今年度は芦野小学校や釧路湖陵高校などで実施している。
この日は、同選管の池田敏和専門員がスライドを使いながら、選挙の概要や選挙運動の注意点、投票の意義などを説明。「若い人たちが投票しなければ、国の政策が高齢者向けのものばかりになってしまう」と投票の重要性を説いた。
その後、実際に選挙で使用される投票箱や記載台を用いて、成人年齢をテーマとした模擬投票を実施。生徒たちは用意された4人の選挙公報を読み、賛同する候補者に一票を投じた。
石原寛さん(17)は「今年から選挙権がある実感はないが、今日の話を聞いて選挙について勉強していかなければいけないと感じた」、鈴木遥さん(17)は「選挙を放棄して、自分たちの意見が政治に反映されないのは絶対に避けたい」と話していた。
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