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荘内日報社

新たな特産品開発鯛だししょうゆ ゆらまちっく海鮮レディース

 鶴岡市由良地区の漁業女性でつくる「ゆらまちっく海鮮レディース」が、天然小鯛(だい)の焼き干しを使った鯛だししょうゆを新たに開発した。出羽三山の開祖・蜂子皇子が由良から上陸し五穀をもたらしたという伝説に基づき「出羽三山“縁”(えにし)」と命名、16日から市内の土産物店などで販売を開始した。

 海鮮レディースは2011年10月、由良地域協議会「ゆらまちっく戦略会議」内に設置。由良漁港に水揚げされる海産物を使った新商品を開発し、漁業者の所得向上や地区の活性化につなげている。会員は7人。

 今回は、ごち網などで捕れる体長15センチほどの小鯛を使った。市場では値が付かない未利用魚で、これまでは漁業者が焼き干しなどにして自家消費してきた。手間は掛かるが味は良いため、海鮮レディースたちが昨年7月からマルノーブランドの「みどりサービス」食品部(旧山形農工連、酒田市砂越)と連携して製品化を目指し、試作を重ねた。

 完成した鯛だししょうゆは、海鮮レディースたちが作った焼き干しを使った。すっきりしたうま味が特長で、刺し身や冷奴にかけたり、麺つゆと同様に鍋料理やすまし汁のだしに使ってもおいしいという。

 16日、市由良コミュニティセンターで行われた発表会では、ゆらまちっく戦略会議の齋藤勝三会長(55)=由良二丁目=が「未利用魚の活用や地区の女性の雇用創出、地区の知名度アップと、多面的に期待」とあいさつ。出羽三山神社の吉住登志喜禰宜が「開祖が命懸けでたどり着いて庄内を開いた。庄内の心意気を全国に発信できるのでは」、ゆらまちっく海鮮レディースの和田光子代表(67)=由良二丁目=が「由良の女性たちが受け継いできた伝統の味。新鮮な小鯛を1匹ずつ丁寧にさばいている。自信作を味わってほしい」とアピールした。

 1本(150ミリ入り)1000円(税込み)。16日から羽黒山頂の羽黒山レストハウス、庄内観光物産館(同市布目)で販売を始めた。今後は市内のスーパーなどにも置いてもらう予定。

鯛だししょうゆの発表会で(左から)齋藤会長、和田代表、吉住禰宜ら=16日、由良コミセン

開発された鯛だししょうゆ「出羽三山“縁”」。箱は赤、青の2種(中身は同じ)

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